この記事は2023年3月28日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=metamorworks/stock.adobe.com)

2023年3月28日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

このところ、クレディスイスがUBSに買収されたり、シリコンバレー銀が米地銀に買収されたりする中、ここからは次の金融不安を探すマーケットとなりそうだ。

その後は反発しているが、先週24日(金)からドイツ銀行の株が売られていることからも、次はどの金融機関だろうという見方が広まっている。また、この状況はドル売りを仕掛けやすい材料にもなっている。

こうした中では金利も上がらないので、短期勢にしてみれば仕掛けるには比較的わかりやすい相場だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは128.00~133.50円。引き付けて戻り売りの戦略で考えている。133円台はなかなか戻らないだろうが、132円台での売り場探しで考えたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。