この記事は2023年4月17日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年4月17日(月)の午前8時過ぎに現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
為替市場では今月末の日銀金融政策決定会合や来月のFOMCを前に、早くも材料難の様相。
先週の米ドル/円の値幅は2円20銭にとどまり、3月までの大きな変動は大幅に失速、6週連続でその値幅は縮小している。
米ドル/円単体でみれば、130円台は底堅く、134円台は重く、広く130~135円。足元で上下どちらかに抜けそうな気配は全く感じられない。
現在の為替相場の戦略やスタンス
先週はユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルが昨年夏以降の戻り高値、米ドル/スイスフランが安値を更新。全般、ドル売りが強まる局面があった。欧州や英国はまだターミナルレート(利上げの最終地点)がみえておらず、そうした点では優位性がある。
日本では先週、植田日銀が始動、年半ばに向けての政策修正が視野に入る。Countdown to FOMCでみれば、次回5月のFOMC会合で25bp利上げの確率は98.4%まで上昇。これが利上げの最終回なら、米国の利上げの打ち止めがすぐそこに迫る。
ドルインデックスでみると101台、その水準は昨年4月以来の水準まで下落、一段安の様相を示す。ドルの頭は重く、大きく戻したところは売りだろう。
今週は米ドル/円で132.00~135.00円、ユーロ/米ドルで1.0900~1.1150ドル、ユーロ/円で145.50~149.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。