世界中でAI(人工知能)の開発が活発化している昨今、どのような分野で活用されているのでしょうか。本記事では「フィットネス」「ドローン」「物流」「投資」の4つの分野において、AIがどのように活用されているのか紹介します。

フィットネス市場はすでに1兆円を突破。AIパーソナルトレーナーに見るマーケット拡大の可能性

AI活用事例4選!AIは人の仕事を奪う?人生を豊かにする?
(画像=AddMeshCube/stock.adobe.com)

健康志向が高まり、エクササイズを習慣にする人が増えています。それにともなって、インターネットに接続するウェアラブルデバイスからデータを収集・分析するデジタル・エクササイズ市場が拡大しています。

最新のトレンドは、バーチャルコーチから本格的なパーソナルトレーニングの指導を受けられるAIアプリ。自宅での本格エクササイズも可能なため、新型コロナウイルスの影響下、より大きな注目を集めています。世界市場で1兆円を突破したとも言われるフィットネス市場を牽引するデジタル・エクセサイズツールについて解説します。

フィットネス関連商品市場が1兆円を突破

ひと昔前はスポーツ選手のトレーニング目的で開発されていたデジタル・エクササイズツールですが、近年は一般の人をターゲットとするツール、サービスが続々と登場しています。

ジムのマシーンやデバイスから顧客の運動量や健康に関するデータを収集・保存し、クラウドで管理したり、インストラクターなど専門家がデータを分析し、最適なアドバイスに役立てたりするといった利用方法があります。また、Fitbitなどのウェアラブルデバイスとフィットネスアプリを使い、自分のパフォーマンスを管理する個人利用者も増えているのです。

米国の市場調査企業グローバル・マーケット・インサイツのレポートによると、世界のデジタルデバイスを含むフィットネス関連用品市場は2017年に100億ドル(約1兆980億円)を突破しました。今後も成長は続く模様で、2024年には140億ドル(約1兆5,372億円)規模になると予想されています。

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AIと融合する次世代ドローンはビジネスをどう変えるのか

AI(人工知能)とドローン(無人偵察機)という2つの強力な先端テクノロジーの融合が、様々なビジネスの在り方を大きく変える可能性を秘めています。AIと融合した次世代ドローンによってビジネスがどのように変化するのか、どのようなことが可能になるのか、実際の活用例から最近の動向を見ていきましょう。

AI×ドローンで可能になること

GPSや加速度センサー、搭載カメラなどを搭載し、無人で自律的に飛行するドローン。人間が立ち入れない場所の撮影や測定も難なくこなし、かつ通常の航空機より高解像度な画像を撮影できるという利点を生かし、農作物の管理、航空地図や地域情報の収集、危険な作業箇所の点検など、すでに広範囲な分野で活用されています。

非常に便利なものではあるものの、撮影した画像に基づいて判断するのは人間の役目であり、ドローンの役割はあくまで「画像=判断材料の提供係」です。しかしここにAIを組み合わせることにより、ドローンでキャプチャした映像からAIが様々なことを学習し、エリアのマッピングや目標物の追跡、解析結果のフィードバックなどをリアルタイムで提供できるようになります。

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AIで物流はどう変わるのか?事例に見る物流の未来

EC(電子商取引)市場の成長に伴って需要が急拡大している物流産業は、人手不足や激務化といった問題に直面しています。このような問題のソリューションとして期待されているのが、Al(人工知能)を活用した業務の効率化です。

出光のタンカー配船計画などの事例とともに、「未来の物流」のカタチを予想してみましょう。

物流市場、2027年には1兆円を突破?

貨物船や航空機による輸入から商品の宅配まで、流通プロセスを担う物流産業は重要な役割を担っています。現在、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要によって消費者のオンラインにおける購買意欲が高まっていますが、米市場調査企業Allied Market Researchは世界のロジスティクス(物流)市場が2020~2027年にわたってCAGR(年平均成長率)6.5%で成長し、129億7,000万ドル(約1兆4,228億円)に達すると予想しています。2017年と比較すると約1.7倍です。

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AI投資は、何をどこまで任せられる?使いこなすコツとは?

「資産運用には知識・時間・余剰資金が必要」といわれています。知識の習得にも手間と時間がかかります。「投資を始めたいが時間がなくて踏み出せない」という方も多いのではないでしょうか。

「AI投資」は、その名のとおりAIを利用した投資方法のひとつです。知識や時間がなくても始めやすくなっていますが、大切な資産の運用をAIに任せることに抵抗がある方もいるかもしれません。

今回はAI投資で何ができるのか、メリットやデメリット、使いこなすためのコツなどを詳しく解説します。

AI投資とは

AI投資とはAI(人工知能)を利用した投資方法のことで、「ロボットアドバイザー(ロボアド)」でも使われています。

AIの得意分野を活かした「AI投資」

AIの得意分野は、情報収集や分析、蓄積データとの照合、推論、単純作業などです。

例えば、「何に、いくら、どのような投資をすればよいかわからない」という問題に対して、AIは「指定された条件に応じた最適解」を提示できます。

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AIの活用は世界中で増えていく可能性が高く、将来性のある分野だといえます。今後は自分たちの仕事がAIに取って代わられる可能性・投資対象になる可能性もあるので、動向を確認しておいても損はないでしょう。Wealth Roadでは今後もAIの動向について情報発信していきます。

※上記は参考情報であり、特定企業の株式の売買及び投資を推奨するものではありません。

(提供:Wealth Road