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ポイント還元率の高いプラチナカード5選!~10%還元も豪華特典も手に入るプラチナカードが続々登場~

自分から申し込めて、加入しやすくなった「プラチナカード」

クレジットカードの中でもランクの高い「プラチナカード」。かつてはクレジットカード会社からイビテーションが届いた人しか入会できない「招待制」のものが主流だった。しかし、近年は「申込制」のものが増え、自分で選んで豪華な特典を享受できるチャンスが増している。

しかし、そのステータス性がゆえに審査は厳しいとされている。株式会社ZUUが2021年4月にクレジットカード保有者500名を対象に行った調査では、半数の人が「年収の低さ」を理由にカードの審査を落とされたことがわかった。(実査機関:クロス・マーケティング)

アンケート

実査機関:クロス・マーケティング

しかし、経済的に安定していれば審査を通過する可能性は甥にあるということである。今回は数多のプラチナカードの中から、今回はポイント還元率に注目してお得度の高いものを厳選。プラチナの“ステータス”と、ポイント還元による“お得”の両者を併せ持つ、魅力的なプラチナカード5つを紹介する。

1.ポイント重視の合理派に「三井住友カード プラチナプリファード」

三井住友カード プラチナプリファードを選ぶべき人はこんな人!

  • 普段のお買い物やサービス利用でポイントをお得に貯めたい方!
  • 家族カードを年会費無料で作りたい方!
  • コンビニやファストフードなど身近なお店で優待が受けたい方!

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三井住友カードが2020年9月に発行を開始し、人気を集めているのが「三井住友カード プラチナプリファード」だ。人気俳優を起用したTVCMも話題を呼んだ。年会費は3万3,000円。最大のメリットはポイント還元率の高さにある。

三井住友カード プラチナプリファード
カード評価 ★★★★☆
年会費 3万3000円(税込)
家族カード無料
基本ポイント還元率 1.0%~10.0%
ポイント名称 Vポイント
追加カード 家族カード、ETCカード、iD専用カード
付帯保険 ・海外旅行傷害保険/本会員・家族カード会員:最高5000万円(1000万円自動付帯、4000万円利用付帯)、家族特約:最高1000万円(自動付帯)
・国内旅行傷害保険/本会員・家族カード会員:最高5000万円(1000万円自動付帯、4000万円利用付帯)
・お買物安心保険/本会員・家族カード会員:最高500万円(利用付帯)
電子マネー機能 iD、Apple Pay、Google Pay
タッチ決済 Visaのタッチ決済

還元率のメリット・デメリット

メリット

  • 通常還元率が1.0%
  • 特約店利用で還元率が最大+9%
  • 外貨を利用したショッピングで還元率が+2%に

デメリット

  • +9%のポイントアップ対象店はそこまで多くない

キャンペーンのメリット・デメリット

メリット

  • 最大で40,000ポイントがもらえる
  • カードの継続利用で最大40,000ポイント

デメリット

  • 入会後3ヶ月以内に40万円以上の利用が必要

基本の還元率は1%だが、特約店ではポイントが上乗せされ還元率は最大10%に。年間カード利用額に応じたポイント還元もあり、日々の支払いをこのカードに集約すれば確実に元を取れるだろう。ただし、ポイントに特化している分、特典はほかのプラチナカードと比較するとシンプルな内容だ。豪華な優待は不要なので、とにかくポイント還元を重視したい人におすすめのプラチナカードだといえる。

基本還元率1%、特約店では最高10%に

基本還元率が1%と高水準なことに加え、プリファードストアと呼ばれる特約店では追加ポイントが上乗せされ、還元率は最大10%にアップする。

例えばセブン-イレブン、ローソンなどのコンビニやマクドナルドでは還元率3%、スターバックス、ドトールコーヒー、プロントなどでも還元率2%だ。

他のプラチナカードの場合、家族カードは有料だったり枚数制限があったりするが、プラチナプリファードは何枚でも無料で、枚数制限もない。対象家族が多いほどポイントを効率よく貯めることができる。

ジャンル 追加ポイント ポイント還元率 店舗
宿泊予約サイト +6~9% 7~10% 一休.com、Expedia、Hotels.com
交通 +1~4% 2~5% ANA、ETC、タクシーアプリ「GO」、JapanTaxiアプリ/JapanTaxiタブレット(※1)
百貨店 2% 3% 大丸松坂屋、阪急百貨店、阪神百貨店
ライフスタイル 2% 3% 蔦屋書店、二子玉川 蔦屋家電
コンビニエンスストア 2% 3% セブンイレブン、ローソン
1% 2% アズナス、セイコーマート、デイリーヤマザキ、ポプラ
カフェ・ファストフード 2% 3% マクドナルド
1% 2% エクセルシオールカフェ、すき家、スターバックス(※2)など多数
スーパー 1% 2% アピタ、アルビス、イズミ、イズミヤ、A-プライス、エブリイ、など多数
ドラッグストア 1% 2% 大賀薬局、クスリのアオキ、クリエイト、ココカラファイン、マツモトキヨシ、など多数

上記の表でもわかるように、最大ポイント還元率(10%)を狙えるのは一休.comなどの宿泊予約サイトでカードを利用した場合である。

【最大ポイント還元率の例】

”一休.com”で1部屋20,000円の部屋の予約をした場合、「三井住友カード プラチナプリファード」で支払いをすれば、
20,000 × 0.1(ポイント還元率10%) = 2000ポイントも還元されるのである。これはこのカードならではの非常に魅力的な数字だ。

利用金額に応じてもらえるWボーナスポイント

カードの利用条件によってもらえるボーナスポイントもある。以下の2つだ。

2つの特典
    1. 1. 新規入会&利用特典
      2. 継続特典

1.の新規入会&利用特典では、入会月の3ヵ月後末までに40万円以上利用すると、4万ポイントが付与される。入会時だけの特典とはいえ、還元率10%にもなる破格のボーナスポイントだ。

2.の継続特典では、前年利用額100万円ごとに1万ポイント(最大4万ポイント)が付与される。
つまり、年間100万円~400万円の利用で、常に還元率2%(基本還元率100円=1Pの「1%」+継続特典還元率100万円=1万Pの「1%」)をキープできることになる。
前年度400万円利用した場合なら、通常ポイントとして4万ポイント、継続特典として4万ポイントが貯まる。特約店での利用があればポイントはさらに加算されるので、年会費を差し引いても4万7000円以上お得だ。
 

プラチナプリファードをお得に活用するためには、メインカードとして利用額を積み上げ、より多くの継続特典を狙うとよいだろう。30代のアクティブ層に受ける、実用度の高いカードだといえる。

多彩なポイント交換先、カード利用代金へも1P=1円で充当可能に

貯まったポイントは、景品交換、Amazonギフト券などのオンラインギフトカード、銀行の振り込み手数料割引など、さまざまな使い道を選ぶことができる。特に他社ポイントは20種類以上と豊富だ。

  • 楽天ポイント
  • Amazonギフト券
  • 景品交換
  • 銀行振り込み手数料
    など

しかし、例えば楽天ポイントなら「1P=0.7楽天ポイント」(還元率0.7%)になるなど、一部の他社ポイントではレートが下がってしまう。そこでおすすめなのがカード利用代金への充当だ。

現在、ポイントをカード代金に充当する方法は「iDバリュー」と「キャッシュバック」の2通りがあるが、この2つが2021年3月に「<新>キャッシュバック」に統合する。

新サービスでは、iD利用も含むカード代金に「1P=1円」で充当できるようになる。わかりやすくリニューアルし、多忙なビジネスマンも使い道で悩む必要がない。期限切れでポイントを無駄にすることもなくなるだろう。

豪華な優待は削ぎ落とし、ポイントに特化

プラチナプリファードには、Visaが提供するプラチナカード会員向けのパッケージ優待が付いている。国内のゴルフコース、国内・海外旅行、星付きの有名レストランなどを優待価格で利用できるほか、24時間365日対応のVisaプラチナコンシェルジュも利用可能だ。

一通りのプラチナ級の特典は利用できるものの、やはり他のプラチナカードと比べるとポイント還元以外の特典は物足りない。しかし、それもこのカードの特徴であり狙いだ。豪華な特典を削ぎ落とした分を、ポイント還元の原資としている。

三井住友カード プラチナプリファードは、ポイントによるお得を極めた1枚だ。すでに他のプラチナカードを保有していて豪華な特典を活用しきれずにいるのであれば、このカードに乗り換えるのも選択肢のひとつだろう。

専門家のコメント

2.多彩なポイント交換先が魅力「JCBプラチナ」

JCBプラチナを選ぶべき人はこんな人!

  • 貯めたポイントを他社のポイントに交換して活用したい方!
  • amazonやスターバックスをよく利用する方!
  • 東京ディズニー・リゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンが好きな方!

唯一の日本発国際決済ブランド、JCBが発行するプラチナカード。年会費は2万7,500円(税込)で数々のラグジュアリーな優待が利用できるということで人気がある。東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンの公式スポンサーJCBならではの特典も楽しめる。

JCBプラチナ
カード評価 ★★★★★
年会費 27,500円(税込)
基本ポイント還元率 0.50%~5.00%
ポイント種類 OkiDokiポイント
交換マイル ANA/JAL/スカイマイル
付帯保険 海外旅行:最大1億円 利用付帯
国内旅行:最大1億円 利用付帯
航空機遅延補償:最大4万円 利用付帯
ショッピング保険:年間最大500万円(海外国内)
タッチ決済 ApplePay/GooglePay
追加カード 家族カード/ETCカード

還元率のメリット・デメリット

メリット

  • 最大還元率は5%
  • ポイント交換先が豊富
  • ポイントアップサイト「OkiDokiランド」経由の買い物でポイント最大20倍

デメリット

  • 基本還元率は0.5%であり、利用の仕方に工夫が必要

キャンペーンのメリット・デメリット

メリット

  • 新規入会とアプリのログインで最大ポイント 47,000円相当もらえる
  • 全国のコンビニでスマホ決済をすると20%キャッシュバック

デメリット

  • カード発行から翌月末までにログインしなければポイントの付与対象にならない

使い道豊富なポイントプログラム

カード利用額1000円ごとに1ポイントの「Oki Dokiポイント」が貯まる。基本の還元率は0.3~0.5%程度だが、交換先が豊富な点は魅力だ。

他社ポイントの交換先は10社以上あり、主な交換先は、

  • 楽天ポイント
  • dポイント
  • nanacoポイント
  • JCBギフトカード
  • Amazon.co.jpでの支払い
  • カード利用代金
  • 生活雑貨や家電
  • 東京ディズニーリゾートのパークチケット
     など

引用元:OkiDokiポイント

楽天ポイントなら「200P=600楽天ポイント」(還元率0.3%)、dポイントなら「200P=800dポイント」(還元率0.4%)、nanacoポイントなら「200P=1000nanacoポイント」(還元率0.5%)で交換可能だ。このほか、JCBギフトカードへ「1050P=5000円分」(還元率約0.48%)で交換したり、Amazon.co.jpの買い物代金「1P=3.5円」(還元率0.35%)で、カード利用代金「1P=3円」(還元率0.3%)で充当することもできる。

生活雑貨や家電、グルメなど多彩な商品への交換もできる。

還元率アップが狙える3つのプログラム

基本還元率はそこまで高くないJCBプラチナだが、使い方次第で還元率をアップさせることができる。還元率アップの方法は主に以下の3つだ。

1.ポイントモール「Oki Dokiランド」を利用する

引用元:JCB公式サイト

ポイントモール「Oki Dokiランド」を利用するとポイント倍率が最大で20倍に。Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要通販サイトやユニクロオンラインストアなどではポイント2倍だ。ただし、①との併用はできない。

【OkiDokiランドを経由して3,000円の家電を購入した場合】

3,000円 × 0.005(ポイント還元 0.5%) × 20倍 = 300P
となり、300ポイントもの還元が得られるのである。

2.優待店で利用する

引用元:JCB公式サイト

「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」と呼ばれる優待店では、ポイント倍率が2倍~最大10倍になり、より多くのポイントを貯めることができる。例えば、セブン-イレブンやAmazon.co.jpでの買い物なら3倍、スターバックスカードへのオンラインチャージでは10倍とポイント倍率が大きくアップする。 ※優待店の中には、専用サイトから事前登録が必須の店舗がある。

中でもスターバックスカードへのチャージ(※事前に登録が必要)では最大還元率である10%のポイント還元が得られる。

つまり、JCBプラチナカードでスターバックスカードに3,000円チャージすると、150ポイントが還元されるのである。

3.年間利用額によるボーナスポイント

カードの年間利用額を積み上げると、翌年のポイント付与率がアップする「Oki Dokiボーナスアップ」というプログラムがある。年間利用額が30万円以上で翌年のボーナス付与率が20%アップ(還元率0.36~0.6%)。300万円以上で最大70%アップ(還元率0.51~0.85%)する。

基本のポイント還元率はやや低いものの、ポイントの使い勝手は抜群だ。コンシェルジュをはじめ、きめ細やかなサービスを利用でき、価格以上の価値を感じられるプラチナカードだといえる。

ポイント交換先 交換レート
Firadis(フィラディス)オンラインクーポン 2.2%
(1000P → 11,000円分)
dポイント 1.0%
(200P → 1000dポイント)
スターバックスカードへのチャージ 1.0%
(200P → 1000円)
JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空の4社のマイル 0.6%
(1P → 3マイル)

グルメ・トラベル系特典をはじめ、他にはないラウンジサービスも

JCBプラチナには様々な特典が付与されています。

特典一覧
  • プラチナ・コンシェルジュ・デスク
  • プライオリティ・パス
  • JCBプレミアムステイプラン
  • JCB Lounge 京都
  • 充実した付帯保険
  • 東京ディズニーリゾート&ユニバーサル・スタジオ・ジャパン優待など

引用元:JCBプラチナ

すぐに電話がつながると評判の「プラチナ・コンシェルジュデスク」、有名レストランのコースメニューが1名無料になる「グルメ・ベネフィット」、世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」、全国の人気のホテルや旅館を優待価格で宿泊できたり特別なおもてなしが受けられる「JCBプレミアムステイプラン」など、プラチナカードとしてのサービスを網羅。一部のプレミアムカード会員が対象の京都駅直結の「JCB Lounge京都」を利用することもできる。

旅行傷害保険は海外・国内とも最高1億円を補償。海外旅行傷害保険には子供が対象の家族特約もあり、子供連れの旅行にも安心だ。国内・海外航空機遅延保険もついていて、航空機のトラブル時に食事代や宿泊費などをサポートしてもらえる。

「東京ディズニーリゾート」「USJ」関連の特典も利用できる

JCBは、東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンの公式スポンサーであり、パークでの楽しみが倍増する特典も用意されている。

抽選で、東京ディズニーランド/シーやディズニーホテルで開催される会員限定イベントに招待してもらえたり、貯まったポイントでパークチケットやディズニーホテル宿泊券などに交換することができる。

東京ディズニーランド/シーにもJCBの専用ラウンジはあるが、利用できるのはJCBプラチナより上位の最高峰カード「JCBザ・クラス」会員のみ。JCBプラチナは残念ながら対象外だ。JCBザ・クラスは招待制のため、まずはJCBプラチナで研鑽を積みインビテーションを待つ必要がある。

専門家のコメント

3.富裕層向け特典が満載「ラグジュアリーカード チタン」

ラグジュアリーカード チタンを選ぶべき人はこんな人!

  • 普段のお買い物やサービス利用でポイントをお得に貯めたい方!
  • 独創的な優待サービスを味わいたい方!
  • ポイントだけでなくマイルの利用もしたい方!

「ラグジュアリーカード」は、2008年アメリカで創業、日本でも2016年に発行を開始した新興のクレジットカードブランドだ。3つのグレードのカードを発行していて、「チタン」は「ゴールド」「ブラック」に次いで一番下位ながら、年会費は5万円となかなか高額だ。その分、豪華な特典が用意されているのはもちろんのこと、基本のポイント還元率も1%と高水準。特別な体験とお得なポイントプログラムの両方を楽しめる1枚となっている。

ラグジュアリーカードチタン
カード評価 ★★★☆☆
年会費 本会員:5万5000円(税込)
家族会員:1万6500円(税込)
基本ポイント還元率 1.00%
ポイント名称
追加カード 家族カード、ETCカード、QUICPayカード
付帯保険 ・海外旅行傷害保険/本会員・家族会員:1億2,000円(自動付帯)、家族特約:1000万円、航空機遅延費用補償あり
・国内旅行傷害保険/本会員・家族会員:1億円(利用付帯)、航空機遅延費用補償あり
・ショッピング保険/年間300万円
タッチ決済 なし

還元率のメリット・デメリット

メリット

  • 基本還元率は1%でステータスカードの中では高水準
  • Apple PayやSuicaのチャージでもポイントがたまる
  • マイルへの交換手数料が無料

デメリット

  • 何らかの条件などで還元率が上がることはない

基本ポイント還元率1.0%、使い道次第でさらに高還元に

引用元:Mastercard

基本のポイント還元率も1%と高水準だ。カード利用金額1,000円ごとに2ポイントが貯まる(1P=5円相当)。他社ポイントへの移行の種類は多くないが、dポイントなら「200P=1000dポイント」(還元率1%)、スターバックスカードへのチャージなら「200P=1000円分」(還元率1%)で交換可能だ。JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空の4社のマイルにも「1P=3マイル」(マイル還元率0.6%)のレートで交換できる。

引用元:Mastercard

交換先としてとりわけ人気なのが高品質ワインを取り扱う「Firadis(フィラディス)」のオンラインクーポンだ。「1000P=1万1000円分」の買い物クーポンと交換することができ、還元率は2.2%へとアップ。グルメな会員から人気を得ている。

ポイントは商品と交換することもできる。2020年12月からは業界で初めて、ポイント交換商品にロールス・ロイス・ブラック・バッジ・カリナンが加わった。ラグジュアリーカードは、カード自体が金属でできていて特有の重厚感がある。その見た目にも引けを取らない、ハイクオリティな特典が楽しめる一枚だ。

独創的でリッチな体験型優待

引用元:Mastercard

ラグジュアリーカードの魅力は、高いポイント還元率もさることながら、他のカードとは一味違った体験型優待を多く用意している点だ。

自動音声なしで繋がるコンシェルジュサービス、一流ホテルで500ドル相当の特典を受けられるホテルプログラム、無制限・無料で世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスをはじめ、国立美術館や映画の無料鑑賞、レストランへのリムジン送迎サービスなど独自の特典を揃えている。

なかでも人気なのが「ラウンジアワー」だ。格式あるホテルやラウンジなどの特別な空間で、ドリンクやフィンガーフードを特別料金で楽しめる。感度の高いラグジュアリーカード会員だけに開かれた空間は、ハイエンドコミュニティの形成にも役立つだろう。

5周年の記念企画をゲリラ開催中

ラグジュアリーカードの日本参入5年目を記念して、現在、特別企画が次々に開催されている。このセレブレーションイヤーのシリーズ企画は『ラグジュアリーⅤ(ファイブ)』と題され、2020年11月から断続的に、これまで以上に豪華なイベントが開催されている。

都内アイススケートリンクの貸切りイベントや、人気アーティストとのスペシャルコラボライブ、ドンペリ・森伊蔵といった稀少なドリンクを無料提供するラウンジアワーなど、今しか味わえない特別企画が目白押しだ。

専門家のコメント

おすすめ3社のカード比較

 
三井住友プラチナリファードカード
JCBプラチナ
ラグジュアリー チタン
カード名 三井住友プラチナカード JCBプラチナカード ラグジュアリーカード チタン
年会費 34,100円 27,500円(税込) 10,000円
還元率 1.00%~ 0.50%~5.00%
※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合
1.00%
ポイント種類 Vポイント OkiDokiポイント ポイントプログラム
付帯保険 海外旅行:最大5,000万円 国内旅行:最大5,000万円 ショッピング:最大500万円円 海外旅行:最大1億円 利用付帯
国内旅行:最大1億円 利用付帯
ショッピング:最大500万円(海外国内)
海外旅行:最大1.2億円 国内旅行:最大1億円 ショッピング:最大500万円
申込み条件 20歳以上&安定収入 25歳以上&安定収入 20歳以上&安定収入
交換マイル ANA ANA/JAL/スカイ ユナイテッド航空/ANA/JAL/ハワイアン航空
特徴 手厚い航空サービスが魅力 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンラウンジが利用できる ハワイアン航空エリート会員資格
 
三井住友プラチナリファードカード
JCBプラチナ
ラグジュアリー チタン
カード名 三井住友プラチナカード JCBプラチナカード ラグジュアリーカード チタン
年会費 34,100円 27,500円 10,000円
還元率 1.00%~ 0.50%~5.00% 1.00%
ポイント種類 Vポイント OkiDokiポイント ポイントプログラム
付帯保険 海外旅行:最大5,000万円 国内旅行:最大5,000万円 ショッピング:最大500万円円 海外旅行:最大1億円 国内旅行:最大1億円 ショッピング:最大500万円 海外旅行:最大1.2億円 国内旅行:最大1億円 ショッピング:最大500万円
申込み条件 20歳以上&安定収入 25歳以上&安定収入 20歳以上&安定収入
交換マイル ANA ANA/JAL/スカイ ユナイテッド航空/ANA/JAL/ハワイアン航空
特徴 手厚い航空サービスが魅力 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンラウンジが利用できる ハワイアン航空エリート会員資格
申し込み

4.ボーナスポイントで還元率アップ「エポスプラチナカード」

丸井グループのグループ会社、エポスカードが発行するのが「エポスプラチナカード」だ。通常年会費は3万円だが、インビテーションが届いての入会なら2万円に、年間利用額100万円以上の場合も、翌年以降の年会費が2万円になる。こちらも手頃な年会費でさまざまな特典が利用できる実用度の高いプラチナカードだ。

基本還元率0.5%、誕生月は2倍に

カード利用200円につき1P(1P=1円相当)が貯まり、基本の還元率は0.5%。マルイでの利用なら200円で2Pが貯まり還元率は1%だ。さらに、誕生月ならポイント2倍となり、基本還元率は1%に、マルイ利用時の還元率は2%にアップする。

ポイント交換先は、マルイでのショッピング代金充当やオリジナルグッズ、ギフト券への交換などに利用できる。日本各地のショッピングモールなどで利用できるお買い物券の種類が豊富なのも特徴だ。

他社ポイントへ移行の種類は限定的で、共通ポイントならdポイントとPontaポイントがある。いずれも「1,000P=1,000共通ポイント」(還元率0.5%)で交換可能だ。そのほか、ノジマスーパーポイントなら「500P=500ノジマスーパポイント」(還元率0.5%)、スターバックスカードへのチャージなら「500P=500円分」(還元率0.5%)、ANAマイルなら「1,000P=600マイル」(マイル還元率0.3%)、JALマイルなら「1,000P=500マイル」(マイル還元率0.25%)で交換できる。

年間100万円以上で年会費相当のボーナスポイント

基本の還元率は1.0%に満たないが、エポスプラチナカードで見逃せないのが「年間ボーナスポイント」だ。年間利用額に応じて2万~最大10万ポイントのボーナスポイントが付与される。

年間ボーナスポイントが付与される最低ラインは年間利用額100万円。通常ポイントと年間ボーナスポイントを合計すると、年間利用額100万円~500万円のゾーンでは還元率2.5~1.5%と高水準になる。それほど難しくはない条件をクリアできれば、高還元で利用できるプラチナカードだといえる。

「エポスプラチナ カード」年間ボーナスポイントと還元率

年間利用額 通常ポイント 年間ボーナスポイント 合計獲得ポイント 還元率(基本還元率0.5%との合計)
100万 5,000P 2万P 2万5,000P 2.50%
200万 1万P 3万P 4万P 2.00%
300万 1万5,000P 4万P 5万5,000P 1.80%
500万 2万5,000P 5万P 7万5,000P 1.50%
700万 3万5,000P 6万P 9万5,000P 約1.36%
900万 4万5,000P 7万P 11万5,000P 約1.28%
1100万 5万5,000P 8万P 13万5,000P 約1.23%
1,300万 6万5,000P 9万P 15万5,000P 約1.19%
1,500万 7万5,000P 10万P 17万5,000P 約1.17%

さらに、エポスプラチナカードを持つ本会員から紹介された家族は年会費無料でゴールドカードを発行でき、家族の合計年間利用金額に応じたファミリーボーナスポイントも付与される。ポイントシェアもでき、家族でカードを使う楽しみが広がる。

年間利用額(家族合計) ファミリーボーナスポイント
100万円 2,000P
200万円 4,000P
300万円 6,000P

引用元:エポスプラチナカード

レジャー・トラベル系の特典も充実

そのほかの特典も見てみよう。高級レストランで1名分が無料になる「プラチナグルメクーポン」、さまざまなリクエストに応じてくれる「Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター」、全国1万を超える施設を掲載する優待サイト「エポトクプラザ」など、ビジネス・プライベートを問わず役立つ特典が揃う。レジャーや休暇への対応力も高い。

トラベル系の特典も手厚く、プライオリティ・パスが無料で付帯しているほか、旅行傷害保険では海外・国内ともに最高1億円を補償(海外旅行は自動付帯、国内旅行は利用付帯)。いずれも最高2,000万円を補償する家族特約つきだ。観光地の情報提供や緊急時の対応などを日本語で案内してくれる世界30都市以上にある海外サポートデスクも利用できる。

エポスプラチナカードは、プラチナとしての十分な付帯サービスを備えながら、年会費が手頃で還元率もよく実用性は高い。プラチナカード会員が1人いれば家族は無料でゴールドカードを持てるので、家族でエポスカードを保有して、効率よくポイントを貯めるという使い方もおすすめだ。

年会費 本会員:通常 3万円(税込)
※エポスからの招待・年間利用額100万円以上達成の翌年以降2万円(税込)
基本ポイント還元率 0.5%
ポイント名称 エポスポイント
追加カード 家族ゴールドカード、ETCカード
付帯保険 ・海外旅行傷害保険/本会員:1億円(自動付帯)、家族特約:2000万円、航空機遅延費用補償/あり
・国内旅行傷害保険/家族会員:1億円(利用付帯)、家族特約:2000万円、航空機遅延費用補償/あり
タッチ決済 なし

5.オリコカード史上最高の還元率「OricoCard THE PLATINUM」

オリコが発行するプラチナカードが「Orico Card THE PLATINUM」だ。年会費は2万370円と手頃ながら、ポイント還元率の高さと豪華な特典の両方を備えている。

5つのポイントアッププログラム

100円につき1P(1P=1円相当)が貯まり、基本のポイント還元率は1%と高水準だが、さらにポイントがアップする特典が用意されている。以下の5つだ。

       
1.オリコモールの利用 +1.0%
2.誕生月の利用 +1.0%
3.iD、QUICPayの利用  +0.5%
※ Mastercardコンタクトレスの利用は対象外。
4.リボ払いの利用 +0.5%
5.海外での利用 +0.5%

例えば、ポイントモール「オリコモール」を経由してカードで買い物した場合、基本還元率1.0%に、オリコモール利用の加算特典「+1.0%」が上乗せされる。これとは別に、オリコモール利用の通常加算もある。Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3大通販サイトの通常加算は「+0.5%」だ。つまり、合計すると還元率2.5%で買い物できることになる。誕生月であれば「+1%」も上乗せされるので、3大通販サイトで還元率3.5%が実現する。

オリコモールを経由してAmazon.co.jpで2万円の買い物をした場合

ポイント交換先は、ギフト類や他社ポイントがメインだ。AmazonやGoogle Play、App Store & i Tunes、QUO カードPayなどのギフトのほか、Tポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、WAONポイント、dポイント(ドコモの携帯を契約中の人限定)など主要な他社ポイントが揃う。いずれもレートが落ちずに「1オリコポイント=1円または1他社ポイント」で交換できる点も高評価だ。

プラチナ級の豪華特典も充実

ポイント還元以外の優待も充実している。世界1,000カ所以上の空港ラウンジサービス「Lounge Key(ラウンジ・キー)」では年間6回までラウンジ利用が無料となるほか、24時間365日対応のコンシェルジュ、世界100万カ所以上のWi-Fiスポットが無料の「Boingo(ボインゴ)」、コース料理が1名無料になる「ダイニングby招待日和」などを利用できる。

利用可能サービス例
  • •Lounge Key
    •コンシェルジュ
    •Boingo
    •ダイニングby招待日和
    など

付帯保険も高水準だ。海外旅行傷害保険は最高1億円(自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円)、国内旅行傷害保険も最高1億円(全額利用付帯)の手厚い補償が付いているほか、最高10万円補償の「海外・国内 航空機遅延保険」や偶然の事故で他人にケガを負わせたりした場合に負う損害賠償責任を補償する「個人賠償責任保険」も100万円を限度に付帯している。

ポイント還元率とプラチナの豪華なサービスの両方に力を入れた、バランスよいプラチナカードだ。

年会費 本会員:2万370円(税込)
家族会員:無料
基本ポイント還元率 1.00%
ポイント名称 オリコポイント
追加カード 家族カード、ETCカード、QUICPayカード
付帯保険 ・海外旅行傷害保険/本会員・家族会員:1億円(自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円)、家族特約:2,000万円
・国内旅行傷害保険/本会員・家族会員:1億円(利用付帯)、家族特約:2,000万円
・海外・国内航空機遅延保険/あり
・ショッピング保険/年間300万円
・個人賠償責任保険/100万円
タッチ決済 Mastercard®コンタクトレス

引用元:三井住友カード プラチナリファード

最適なプラチナカードを選んで、ワンランク上の生活を

申込性のカードが増え、加入の門戸が広がった「プラチナカード」。今回はポイント還元率が高いプラチナカードを紹介した。日々の生活の出費をクレジットカードで払えば、年会費の回収をしても十分おつりのくるお得なカードばかりだ。

さらに、ポイント還元以外にも豪華なサービスを利用でき、日々の暮らしのあらゆるシーンで活躍するはずだ。グルメやトラベルなど格別なひとときを味わえ、年会費以上の価値を感じられるだろう。カードごとの特色を知り、最適な1枚を選びたい。

新井智美
新井智美

CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、これまでに1,000件以上の執筆・監修業務を手掛けている。 公式サイト:https://marron-financial.com/
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