メキシコペソ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

総括

FX「急落、円高と米墨金利差縮小」メキシコペソ見通し

予想レンジ 8.1-8.6

 (ポイント)
*米墨金利差は注目点 昨日は縮小でペソ安
*今夜の消費者物価に注目
*ペソ円8.510。約8年半振りの高値をつけた後、急落
*ペソ下落は円高と米指標改善での米金利上昇
*13週連続週足陽線は難しいか
*郷里送金はさらに伸びる
*経済指標は好調
*独アウディも台湾TSMCもニアショアリング
*2Q・GDP拡大期待強まる
*23年の成長見通しも上方修正
*政策金利11.25%で据え置きが当分続く(中銀)
*大統領選は2024年6月
*政府のインフレ率見通しはを2023年は3.2%から5.0%へ引き上げ

(高値更新後急落。日銀円安牽制と米経済指標改善による米墨金利差縮小で)
 ペソ円は、12週連続週足陽線だが今週、13週へ伸ばすのは難しい、6月は月間2位。6月は日足で陽線が多く陰線は3日間だけ。先週は最強通貨、年間はここまで最強通貨。7月5日には2014年12月8日以来、約8年半振りの高値の8.510円をつけた。しかし、その後円高と米経済指標改善による米金利上昇で米墨金利差縮小観測でペソは急落した。

年初来では対円で24.11%高、対ドルで11.48%高と依然独歩高。株価指数は年初来10.2%高で上昇一服 。10年国債は9.19%へ上昇。

 
(郷里送金はさらに伸びる)
 5月の外国からメキシコへの5月の送金額、いわゆる郷里送金(第二次所得収支)は前年同月比11%増の56億9300万ドルとなった。5月単月として過去最高を更新した。前年同月を37カ月連続で上回った。1〜5月の送金額の合計は246億6700万ドルと前年同期比で10%増加した。米国の最低賃金引き上げや雇用環境の安定で、移民が仕事を確保しやすい状況だったことが挙げられる。送金の約95%は送金が米国からだ。

(他の指標も好調、今夜は消費者物価)
 ・5月貿易収支は僅かながらも740億ドルの赤字となった。輸入が増えるのは、製造業のニアショアリング増加に対応して、製造機械、工具、重機などの商品の需要も増加、5月の資本財輸入額は過去最高に達した。日々、新しいニアショリングの案件の報道を見る昨今だ。

・5月失業率は2.9%で4月の2.8%から悪化したが水準は低い。
・6月企業信頼感は53.3、前月は53.4。
・6月製造業PMIは50.9、前月は50.5
・6月消費者信頼感指数は45.2。前月は44.5、とまずまずの数字が続く。

・今夜は6月消費者物価の発表があり、引き続きインフレ低下の予想だ。