この記事は2023年8月1日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=cassis/stock.adobe.com)

2023年8月1日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週7月28日(金)、日銀は事実上YCC政策の修正に踏み込んだ。

個人的に思う一番のポイントは日本国債(JGB)の金利が0.5%以上1.0%以下で、ある程度市場に委ねる形で取引されることになるのだが、日銀が1.0%に迫る金利を許容するのか、それともやはり0.5%前後で取引されることを望んでいるのかがポイントだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週に入って積極的な臨時買いオペを行なっているということは金利の上昇をやはり下げたいということなので、YCCの修正には踏み切ったものの、今後も円安圧力は続くのだと思う。

よって米ドル/円145円への戻りを想定。ただ、その後はもしかすると、介入との戦いになるのかもしれない。

▽米ドル/円の日足チャート

230801shimaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。