南アランド見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

総括

FX「今年は波乱万丈、月間最強3回、最弱4回」南アランド見通し

「通貨11位、株価13位」
「予想レンジ 南アランド円7.4-7.9」

(ポイント)
*今年は波乱万丈、月間最強3回、最弱4回も年初来では11位と弱い
*難題(停電、グレーリスト入り、中国・ロシアへの接近で対米関係悪化)残る
*先週は指標が悪化し下落
*中国経済減速もランド安に
*AGOA法、継続なるか
*イーロン・マスク氏のツイートも悪影響
*今月は南アでBRICSサミットが開催される
*成長見通しは微増、インフレ見通しは微減
*インフレ鈍化で政策金利据え置き
*停電は改善
*ズマ前大統領収監で支持者暴動への不安あり
*中国、オランダ、デンマークが電力問題で支援
*南アの最大貿易相手国は輸出入ともに中国

(今年は波乱万丈)
 またもや円に抜かれ年初来は11位となった。今年は波乱万丈で月間最強通貨が3回(3月、6月、7月)、月間最弱通貨が4回(1月、2月、4月、5月)ある。
 難題(停電、グレーリスト入り、中国・ロシアへの接近で対米関係悪化)が多いが、耐えてきた。6月、7月はインベストメントバンクの買い推奨をきっかけに最強通貨となったが、先週は弱い指標が続き、円高となったので下落した。

(先週は指標悪化で下落)
 6月貿易収支は5か月ぶりの35.4億ランドの赤字となった。

 7月アブサ製造業PMIは47.3で前月の47.6を、S&PのPMIは48.2で前月の48.7をそれぞれ下回った。PMIは、価格の上昇、信頼感の弱さ、生産能力の制約が需要全体の重しとなった。

 企業は、継続的な負荷削減により受注が不足し、その後生産が急激に減少したと報告した。さらに、新規受注がさらに減少する中、4月以来初めて雇用が削減された。物価に関しては、輸入コストの上昇、燃料価格の高騰、給与圧力などにより、依然として厳しいインフレ圧力が続いた。企業はコストを顧客に転嫁するために、販売価格を大幅に値上げした。

(中国経済減速もランド安に)
中国の景気減速も南ア経済にとって悪材料だ。中国の輸出入額の減少、工業利益の減少、製造業PMIの悪化などだ。

(AGOA法、継続なるか)
 8月はこれまで米国との貿易でアフリカ成長機会法(アゴア)で免税などの恩恵を受けていることの見直しがある。南アとロシアとの関係が緊密になったことで米側がアゴアの廃棄を求める可能性がある。

(イーロン・マスク氏のツイートも悪影響)
 南ア出身の富豪イーロン・マスク氏が南アで勢力を増している過激派政党のEFFの「白人虐殺」のスローガンを公に批判したこともセンチメントを悪化させた。まだ前途多難だ。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン2σ上限から下限へ急落

 日足、ボリバン2σ上限から下限へ急落。雲上限で留まる。5日線が20日線下抜く。8月3日-4日の下降ラインが上値抵抗。7月7日-8月4日の上昇ラインがサポート。
 
週足、先週は4週ぶり陰線、それも大陰線。ボリバン2σ上限から下落、雲の下へ。7月10日週-31日週の上昇ラインがサポート。22年11月28日週-23年7月31日週の下降ラインが上値抵抗。。5週線よこばい、20週線上向き。
月足、6月、7月は陽線も8月は陰線スタート。雲の上維持。5月-6月の上昇ラインがサポート。22年11月-23年7月の下降ラインが上値抵抗。5か月線、20か月線は上向き。 

年足、今年は円とデッドヒートを繰り消すが、8月は陰転。20年-22年の上昇ラインがサポート。08年-22年の下降ラインが上値抵抗。

南アランド見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

喜望峰

BRICSサミット、加盟国拡大への議論

  南アで今月開かれるBRICSサミットで、加盟国拡大に向けた認可基準を議論することが不可避の情勢になっている。 米国との貿易摩擦を抱えている中で政治的影響力を強めたい中国は、長期にわたって加盟国拡大を主張してきた。ウクライナへの侵攻によって国際社会で孤立しているロシアも、新たな加盟国を迎えるチャンスをうかがっている。インドも基本的には賛同している可能性がある。
これに対し、ブラジルは新たな国々が加わるとBRICSの地位が低下することを懸念している。ブラジルはいかなる拡大も段階的であるべきとの考えで、地域のバランスを維持し、現在加盟している5カ国の傑出した役割を維持すべきだと主張することになる。
BRICSへの加盟には約30カ国が関心を示しており、うちアルジェリアが7月に申請するなど計22カ国が正式に申請している。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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