社員のモチベーションは、経営者への好感度によっても変わる。嫌われている経営者の下で、「会社のために貢献しよう」と考える社員は少ないだろう。反対に、好かれる経営者になるとどのような効果があり、何をすれば好感度は上がるのだろうか。
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社員から好かれる経営者と嫌われる経営者の違い
経営者は、時に冷酷な判断が求められる立場である。状況によっては、社員から反発されるような意思決定も必要になるため、一般論として「経営者は嫌われてこそ」といった意見もある。
しかし、経営者の印象が悪くなると、社員のモチベーションや生産性は低下する。冷静な判断は必要だが、会社全体の雰囲気を良くするためには、基本的に好かれる経営者であることが望ましい。
反対に、経営者が社員から好かれると、会社にはどのような変化があるだろうか。
<経営者が周りから好かれる効果>
・会社への貢献意識が高まる
・自ら成長しようとする社員が増える
・社員が自信をもち、さまざまなことにチャレンジする
・噂が広がり、優秀な人材を集めやすくなる
・社員の離職率が下がる
好かれる経営者は周りと信頼関係を築きやすいため、伸び伸びと働ける社員が増える。その結果として、業務へのモチベーションや生産性もアップするだろう。
尊敬されたいがために好かれようとする行為はNG
中には「尊敬されたい」という気持ちから、無理に好かれようとする経営者も見受けられる。しかし、以下のような行為は経営面にプラス効果をもたらさず、かえって組織が弱体化するリスクもある。
<無理に好かれようとするNG行為の例>
・相手の都合を考えずに食事会やイベントに誘う
・仲が良い社員を高待遇にする
・サボっている社員を叱らない など
例えば、経営者の個人的な感情で人事評価をすると、影で努力している社員が報われない形になる。その結果、「社長から気に入られないと給料は上がらない」といった風潮が広がれば、社内のモチベーションは自然と下がるだろう。
経営者はあくまで「会社のために好かれること」が望ましいため、全従業員と良好な関係を築くことが重要だ。時には嫌われることも受け入れながら、会社や社員のためにできることを考えたい。