日経平均 | 31,746.53円 △751.86円 |
為替 | 1ドル=148.83円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 15億4,414万株 |
売買代金 | 3兆4982億88百万円 |
値上り銘柄数 | 1,600銘柄 |
値下り銘柄数 | 197銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 94.61% |
市況概況
金利低下を好感して(?)大幅高
日本市場が連休中の米国株が堅調となったことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、連休明けの日本市場も買い先行となった。
ハマスのイスラエルへの攻撃などで地政学リスクなどは特に問題視されることもなく、寄り付きの買いが一巡となった後も買戻しを交えて指数先行で買い上がる展開となり、大幅高となった。節目と見られていた31,200円~300円どころか、一気に31,500円を超えて31,700円台まで買われる状況となった。指数先行での上昇で売りが一巡となったところで、買い直されたという感じだ。
昼の時間帯は若干手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小となり、後場もいったんは上げ幅縮小となった。それでも大きく下押すでもなく、値持ちが良いことから、上値の窓埋めとなる31,800円水準まで買われた。さすがに31,800円では上値も重くなったもののその後も値持ちはよく引けを意識する時間帯からは買戻しやヘッジの買いもあり、最後は若干売られたものの高値圏での引けとなった。
小型銘柄はさすがに買い急ぐ動きも少なく、堅調ながらも上値の重い冴えない銘柄も見られた。マザーズ指数やグロース指数は大幅高となる場面もあったが、上値も限られ、日経平均ほどの上昇にはならなかった。先物はまとまった買いが散発的に見られ、指数を押し上げる場面も見られた。値持ちの良さを確認して買い急ぐということで大きな上昇となった。
特に買い上がる理由があったということでもなく、逆に地政学リスクなどを回避するために債券が買われ、金利が低下したことで株も買われるという状況となった。買われすぎ感が強く、悪材料を無視した形での買いで指数を押し上げたということで落ち着けば売り直されるものも多くなると思われる。一過性の買いが一巡となると一気に調整となるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
一気に上値の窓埋めまで完了となった。いわば真空地帯を戻したという形でありここからは上値も重く、再度調整となる場面も出てくると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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