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(画像=ドクターメイト株式会社)
青柳 直樹(あおやぎ なおき)
ドクターメイト株式会社代表取締役医師
2013年 千葉大学医学部卒業後、千葉市立病院で初期研修
2015年 千葉大学皮膚科学教室入局し、皮膚悪性腫瘍手術を専門に診察
2017年 ドクターメイト株式会社創業、代表取締役医師に就任。全体の経営と医療領域を管掌
2019年 医療法人淳仁会理事長就任。土日には外来診察、介護施設への往診を行う
2020年 ケアテック協会理事就任。CHIBAビジコン2019にて「ちば起業家大賞」を受賞
2023年 主軸事業である「夜間オンコール代行™サービス」が、内閣府地方創生SDGs官民連携優良事例に選定
ドクターメイト株式会社
ドクターメイト株式会社は、オンラインでの日中医療相談・夜間オンコール代行™を組み合わせた「24時間医療対応サービス」と、介護現場に必要な医療知識が学べるサービス『DM-Study』を、介護施設(特養、老健、介護付有料老人ホーム、認知症型グループホーム等)スタッフ専用のサービスとして提供しています。2017年12月に創業してから、毎月安定して導入施設が増えており、現在は国内43都道府県、800を超える介護施設で導入がされています。

これまでの事業の変遷について教えてください。

私のキャリアは医者として始まりました。千葉大学を卒業して千葉の総合病院で働く中で、介護の現場からの外来入院が頻繁にあり、重篤な状態の患者さんから軽微な怪我で不安を抱いた介護施設の利用者まで、様々な状況の人々が来ていました。これを見て、これから高齢化社会が進むのならば、医療と介護を別々に扱うのではなく、連携させて医療介護として持続可能な形にする仕組みを作らないと厳しいと感じ、私はドクターメイト株式会社を設立しました。

創業から6年目になりますが、始めの2年間はあまり事業が伸びず、実際に事業が拡大したのは夜間のサービスを始めた3年目からでした。創立時のチームは私を含めて4名で、他の方々がサポートしてくれました。創業から従業員が倍々に増えていき、現在では正社員だけでも80名ほどいます。

一番感銘を受けた書籍とその理由は?

私が最も感銘を受けた書籍は、漫画の「ONE PIECE」です。私たちの会社で大事にしている理念や経営スタイルは、ONE PIECEから学んだことが大きく影響しています。例えば、個々の登場人物がそれぞれ異なる目的を持つ一方で、共に目標に向かって進むという部分が私たちの組織経営に通じています。例えばルフィは海賊王になりたい、ゾロは最強の剣士になりたいといった形で個人の目標は異なるものの同じ船に乗ることで、個人目標を達成しながら、船としても最終地点を目指しています。このようにチームの目標と個々の目標が同じ方向を向いている時、圧倒的な推進力が生まれると感じています。 一般的にはこれをパーパス経営と呼びますが、私としてはONE PIECE経営だと思ってます。

また、主人公ルフィのリーダーシップ性も非常に高く、企業の代表も見習うべきだと考えています。例えば言っていることの一貫性であったり向かっているところに向けて主張しながらも仲間とバランスを取りながらコミュニケーションをしていく姿勢を私は学んでいます。

読書はどのように仕事に生かせたでしょうか。

私たちは読書を組織経営に伴ったものとして大切にしています。特に創業期は、メンバー全員で日々の学びや反省点を共有する場を作ってきました。その中には読んだ書籍の話も含まれています。このようなコミュニケーションを通じて、メンバーが何に興味を持って何を学んでいるかが見えます。こうした共有は、メンバー全体の成長を支えるために重要です。

経営において重要としている考え方を教えてください。

本を母体にしたコミュニケーションを大切にしています。経営は不確実性が多く、正解はないので経営に近くなればなるほど、どんな本を読み何を学んだかといったことを1on1で聞いたりします。そうすると従業員が何を学んでいて、何に関心があって何を学んでいるかがわかることがあり、そこから課題が透けて見えて一緒に解決策を考えています。

また、組織の成長に伴い、経営者自身の想いが全メンバーに伝わらなくなってきます。この点を解決するために、組織の中の多くのメンバーが共通の理念を持つことが求められています。更に、一つ一つの役割を持つ人が共通の知識を持ち、それを基にして互いにコミュニケーションを取ることも重要と考えています。

最後に、御社の未来構想や従業員への期待について教えてください。

私たちの企業は10年後、20年後には一つのサービスで終わるのではなく、社会全体を持続可能にする仕組みになることを目指しています。つまり、私たちの存在が普通のサービスのように自然と認知され、その存在が必要不可欠であると感じられるようになることが目標です。そのために、我々はシェアを伸ばすために新たなビジネスを創ることを考えています。また、在宅ケアの領域まで事業を広げることや、各メンバーが自己成長を遂げて新しい事業の創設につなげることも期待しています。組織作りや人材開発の観点からは、役割を持つメンバー全員が共通の知識を持つことを目指しています。これを通じて、メンバー同士のコミュニケーションが強化され、組織全体が健全に成長していくことを期待しています。

氏名
青柳 直樹(あおやぎ なおき)
会社名
ドクターメイト株式会社
役職
代表取締役医師