この記事は2023年11月22日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=maru54/stock.adobe.com)

2023年11月22日(水)の午前11時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

メルマガのほうで、クロス円中心に急激な円安修正の可能性に警戒と紹介した。明日23日(木)の米国の感謝祭を控えて、実際にポジション調整が始まり、米ドル/円を中心に円高へ向かった。

昨日21日(火)のNY市場での米ドル/円は、一時147.15円付近まで急落。今回の米ドル/円の直近高値は151.91円付近なので、4.76円と5円弱急速に値を下げたことになる。仮に日銀の介入が入れば米ドル/円は5円程度下落すると想定していたため、下落の目処としては147.00円レベルということになる。

ただ今回も昨年同様、マーケットで神田シーリングといわれている152.00円は超えられなかったことになる。そして介入が入ったわけでもなく、クロス円を牽引してきたスイスフラン/円を中心にクロス円も大きく値を下げている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

個人的にも、今回の円安修正は、感謝祭を控えてのポジション調整だと考えているが、前述のように今回も神田シーリングを超えられなかったのも確か。よって短期では、米ドル/円の戻り売りスタンス継続で臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。