日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 32,686.25円 ▼240.10円
為替 1ドル=141.54円
売買高(東証プライム、以下同) 19億8,603万株
売買代金 4兆4634億21百万円
値上り銘柄数 405銘柄
値下り銘柄数 1,221銘柄
騰落レシオ(25日) 100.51%

市況概況

買い先行で始まるも上値の重さを嫌気して売り直され、一時大幅安

米国株が大幅高となったことから本日の日本市場は買い先行となった。

ただ、円高が進んだことで特に買い上がる材料ということでもなかったことから寄り付きの買いが一巡となると急速に上げ幅を縮小、すぐに昨日の終値を下回り、節目と見られる32,800円を割り込む展開となった。さすがに32,800円を割り込むと買戻しも入ったが、結局は32,800円水準で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も円高を嫌気するように先物は売り物がちとなり、後場に入るとさらに下値を試す動きとなった。一気に32,500円を意識するところまで売られると買戻しも入り下げ渋りとなった。それでも32,700円水準までしか戻らず、戻りの鈍さ、上値の重さが確認されると再度も手仕舞い売りに押され安値圏での引けとなった。TOPIXは大幅安だった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調となったが、主力銘柄ほどの下落とはならなかった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物は寄り付きこそ買いが入ったが、特にまとまった買いが入るということでもなく、散発的なまとまった売りに押されて指数を下押す場面も見られた。

米国の利上げ打ち止め、利下げ期待が高まり円高となったことが嫌気された形だ。日銀の金融緩和の終了も取りざたされているなかで円高が進むということであり、円高を嫌気する動きがまだまだ続くと思われる。空売りが積み上がらなければ買われすぎ銘柄の修正安は続くものと思われ、下値模索と言う状況になるのだろう。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線に上値を押さえられた形で今度は75日移動平均線での底堅さを試すことになるのだろう。75日移動平均線を割り込むと雲の水準まで一気に調整となると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。