この記事は2024年5月26日に「CAR and DRIVER」で公開された「スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定」を一部編集し、転載したものです。


スズキが軽クロスオーバーのハスラーをマイナーチェンジ。機能装備の拡充や新しい内外装色の設定などを図るとともに、新グレードの「タフワイルド」をラインアップ

スズキは2024年5月24日、人気クロスオーバーモデルのハスラーを仕様変更し、合わせて新グレードの「タフワイルド」同日より発売した。

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲スズキ・ハスラー・ハイブリッドXターボ(2WD) 価格:CVT175万100円 全長3395×全幅1475×全高1680mm ホイールベース2460mm 車重830kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費22.6km/リットル 写真のボディカラーは新色のアクティブイエロー ガンメタリック2トーン

車種展開は以下の通り。

ハイブリッドG:2WD151万8000円/4WD165万2200円

ハイブリッドGターボ:2WD159万6100円/4WD173万300円

ハイブリッドX:2WD167万2000円/4WD180万6200円

ハイブリッドXターボ:2WD175万100円/4WD188万4300円

タフワイルド:2WD176万円/4WD189万4200円

タフワイルドターボ:2WD183万8100円/4WD197万2300円

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲スズキ・ハスラー・ハイブリッドX(2WD) 価格:CVT167万2000円 全長3395×全幅1475×全高1680mm ホイールベース2460mm 車重820kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費25.0km/リットル 写真のボディカラーは新色のバーミリオンオレンジ ソフトベージュ2トーン

今回の変更は、機能装備の拡充や新しいボディカラーおよびインテリアカラーの設定などを実施するとともに、アクティブ志向の「タフワイルド」を新たに加えて、軽クロスオーバーとしての訴求力をいっそう高めた

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定

▲スズキ・ハスラー・ハイブリッドG(2WD) 価格:CVT151万8000円 全長3395×全幅1475×全高1680mm ホイールベース2460mm 車重820kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費25.0km/リットル 写真のボディカラーはクールカーキパールメタリック ソフトベージュ2トーン

まず機能装備の面では、LEDヘッドランプを全車に標準装備。また、ハイブリッドXおよびハイブリッドXターボにはナノイーX搭載フルオートエアコン(エアフィルター付)や360°プレミアムUV&IRカットガラス、シートバックアッパーポケット(運転席/助手席)、USB電源ソケット[Type-A、Type-C]、LEDルームランプ(フロント/リア)などを採用して、キャビン空間の快適性をより引き上げる。さらに、24時間365日つながる“安心”のオペレーターサービスと、スマートフォンでクルマの操作や状態が確認できる“快適・便利”なアプリサービスで展開するコネクティッドサービスの「スズキコネクト(SUZUKI connect)」に対応させた。

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲LEDヘッドランプを全車に標準装備
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ハイブリッドXおよびハイブリッドXターボは写真上よりナノイーX搭載フルオートエアコン(エアフィルター付)、360°プレミアムUV&IRカットガラス、シートバックアッパーポケット(運転席/助手席)、USB電源ソケット[Type-A、Type-C]を標準で採用
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲コネクティッドサービスの「スズキコネクト(SUZUKI connect)」に対応

内外装については、ハイブリッドXおよびハイブリッドXターボにHUSTLERアルファベットエンブレムやメッキフォグランプガーニッシュ、メッキドアハンドルに加え、グレー基調のレザー調&ファブリックシート表皮やレザー調ドアトリムクロス、ブラックパールのインパネカラーガーニッシュおよびドアトリムカラーガーニッシュなどを採用し、より質感の高い内外装を創出。また、ハイブリッドGおよびハイブリッドGターボのインテリアカラーにはオフブルー内装とカーキベージュ内装を設定した。

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ハイブリッドXおよびハイブリッドXターボにHUSTLERアルファベットエンブレムやメッキフォグランプガーニッシュ、メッキドアハンドルを設定
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ハイブリッドXおよびハイブリッドXターボはグレー基調のレザー調&ファブリックシート表皮やレザー調ドアトリムクロス、ブラックパールのインパネカラーガーニッシュおよびドアトリムカラーガーニッシュを装備
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ハイブリッドGおよびハイブリッドGターボのインテリアカラーにはオフブルー内装(写真・上)とカーキベージュ内装(同・下)を設定

ボディカラーについては、2トーンの新たな組み合わせとして「バーミリオンオレンジ ソフトベージュ2トーン」と「アクティブイエロー ガンメタリック2トーン」を設定したほか、モノトーンに「ソフトベージュメタリック」を新たにラインアップし、全11パターンの車体色(ソフトベージュ2トーン3色、ガンメタリック2トーン3色、モノトーン5色)とした。

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲モノトーンのボディカラーに「ソフトベージュメタリック」を新設定

アクティブ志向の新グレード「タフワイルド」に話を移そう。

まずエクステリアでは、専用のブラックフロントグリルやメッキバンパーガーニッシュ、ブラックヘッドランプガーニッシュ、ブラックメッキのHUSTLERアルファベットエンブレム、ブラックカラードドアミラー、ブラックカラードドアハンドル、ルーフレール、ブラックリアコンビネーションランプエクステンション、“TOUGH WILD”エンブレムなどを特別装備。足もとにはブラックメタリック塗装15インチアルミホイール+165/60R15 77Hタイヤを装着する。ボディカラーは専用のブラック2トーンを採用したほか、モノトーンに「スチールシルバーメタリック」を設定するなど、全6パターン(ブラック2トーン3色、モノトーン3色)をランアップした。

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲スズキ・ハスラー・タフワイルド(4WD) 価格:CVT189万4200円 全長3395×全幅1475×全高1680mm ホイールベース2460mm 車重880kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費23.4km/リットル 写真のボディカラーは専用色のスチールシルバーメタリック
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲スズキ・ハスラー・タフワイルドターボ(4WD) 価格:CVT197万2300円 全長3395×全幅1475×全高1680mm ホイールベース2460mm 車重890kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費20.8km/リットル 写真のボディカラーは専用色のオフブルーメタリック ブラック2トーン
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲専用のブラックフロントグリルやメッキバンパーガーニッシュ、ブラックヘッドランプガーニッシュ、ブラックメッキのHUSTLERアルファベットエンブレムを装備
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ブラックカラードドアハンドルを採用
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ブラックリアコンビネーションランプエクステンションやメッキバンパーガーニッシュを装備
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ルーフレールを標準で組み込む
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲バックドアに“TOUGH WILD”エンブレムを配備
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲足もとにはブラックメタリック塗装15インチアルミホイール+165/60R15 77Hタイヤを装着
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ボディカラーは専用のブラック2トーンを採用するなど全6パターン(ブラック2トーン3色、モノトーン3色)を用意

インテリアについては、マットカーキのインパネカラーガーニッシュ/ドアトリムガーニッシュ/フロアコンソールトレーやサテンメッキ調のエアコンルーバーアクセントなどを専用装備。また、撥水加工を施したカーキステッチのファブリックシート表皮およびドアトリムクロスを採用して、アクティブな使い方を可能とした。

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲マットカーキのインパネカラーガーニッシュ/ドアトリムガーニッシュ/フロアコンソールトレーやサテンメッキ調のエアコンルーバーアクセントなどを専用装備
スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲撥水加工を施したカーキステッチのファブリックシート表皮およびドアトリムクロスを採用

ハスラー全体のパワートレインは基本的に従来と共通で、発電効率に優れたISG(モーター機能付発電機)により減速時のエネルギーを利用して発電し、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーに充電して、その電力を活かして加速時にはモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドシステムを全車に採用する。そのうえで、自然吸気エンジンにはデュアルインジェクションシステムやクールドEGRを組み込んだR06D型657cc直列3気筒DOHC12V・吸排気VVTユニット(最高出力49ps/6500rpm、最大トルク5.9kg・m/5000rpm)を、ターボエンジンにはR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラーターボユニット(最高出力64ps/6000rpm、最大トルク10.0kg・m/3000rpm)を搭載。モーターはR06DエンジンにWA04C型モーター(最高出力1.9kW/1500rpm、最大トルク40Nm/100rpm)を、R06AエンジンにWA05A型モーター(最高出力2.3kW/1000rpm、最大トルク50Nm/100rpm)を組み合わせた。一方、トランスミッションには軽量化と高効率化を果たしたCVTを採用。駆動機構に関しては、2WD(FF)とフルタイム4WDを設定している。

スズキ・ハスラーが一部仕様変更を実施。新たにアクティブ志向の「タフワイルド」を設定
▲ハスラーは全モデルが経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する
Writer:大貫直次郎


(提供:CAR and DRIVER