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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年9月3日7時40分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼2日(月)の為替相場
(1):中国財新製造業PMIは予想を上回る
(2):ユーロ圏製造業PMIが上方修正
(3):英製造業PMIは修正なし
(4):レイバーデーで取引閑散
▼2日(月)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米雇用関連指標に一喜一憂/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
2日(月)の為替相場
期間:2日(月)午前7時00分~3日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国財新製造業PMIは予想を上回る
豪7月住宅建設許可件数は前月比+10.4%と市場予想(+2.8%)を上回った。その後に発表された中国8月財新製造業PMIは50.4と市場予想(50.0)を上回り、前月(49.8)から上昇した。
(2):ユーロ圏製造業PMIが上方修正
ユーロ圏8月製造業PMI・改定値は45.8となり、速報値の45.6から上方修正。これより前に発表された独8月製造業PMI・改定値も42.4と、速報値の42.1から上方修正された。
(3):英製造業PMIは修正なし
英8月製造業PMI・改定値は52.5と速報値から修正なしだった。
(4):レイバーデーで取引閑散
NY市場は米国の祝日(レーバーデー)で休場。欧州市場終了後の為替取引は閑散だった。
2日(月)の株・債券・商品市場
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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:米雇用関連指標に一喜一憂
昨日のドル/円は約2週間ぶりに147円台に乗せる場面も見られ、終値ベースでは前週末の31日から0.5%上昇した。ドイツやユーロ圏の8月製造業PMI・改定値が速報値から改善していたことを手掛かりに対ユーロで円売りが強まったことや、日経平均先物が堅調に推移したことなどを材料に円売り、ドル買いの流れが優勢となった。
市場は今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始を完全に織り込んでいるが、利下げ幅が25bp(25%ポイント)か50bpかは決めかねている。米連邦準備制度理事会(FRB)は政策判断の重心をインフレから労働市場の動向に移しているため、6日の米8月雇用統計に注目が集まっている。本日は米8月ISM製造業景況指数が発表される。この構成項目の中に雇用指数があることから注目度も高い。明日以降も米7月JOLTS求人件数や米8月ADP全国雇用者数などの雇用関連の経済指標が発表される。ドル/円はこれらの結果に一喜一憂しながら米8月雇用統計を待つことになりそうだ。