日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,026.17円 ▼326.17円
為替 1ドル=154.86円
売買高(東証プライム、以下同) 18億1,279万株
売買代金 3兆7207億43百万円
値上り銘柄数 731銘柄
値下り銘柄数 852銘柄
騰落レシオ(25日) 89.14%

市況概況

米エヌビディアの決算発表を受けて手仕舞い売りがかさみ一時大幅安

米国株はまちまちだが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が安く、引け後のエヌビディアの決算発表も予想を上回る好業績となったものの物足りないということで時間外取引で売られ、本日の日本市場は売り先行となった。

寄り付きから売り先行で始まり、寄り付きの売りが一巡となった後にいったん下げ渋ったものの再度売り直され38,000円を割り込む場面もあった。さすがに38,000円を割り込むと戻りを試す動きとなり、戻りは鈍かったのだが、下げ渋りで前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に方向感は見られず、後場は前場の終値近辺での始まりとなった。その後は38,200円水準を維持できず、さらに38,000円を割り込む水準まで売られた。

いったん38,000円を超えると売られるという状況となったのだが、戻り売りをこなしてさらに戻りを試す動きになったものの前場の終値を意識した水準では上値も重く、結局最後は上値の重さを嫌気して売り直され38,000円台は維持したものの冴えない展開となった。地政学リスクだけでなく政治の混乱に対するリスクもあり、手仕舞い売りを急ぐ動きとなったものと思う。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ、総じて堅調、グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの大きく指数を動かす場面はほとんどなかった。どちらかというとまとまった売りが出ると若干売りが売りを呼ぶような場面も見られるという程度に指数を押し下げる要因となっていた。

買い気に乏しい中で売り急ぐ材料を探していたというような雰囲気だ。昨日までの今週の安値水準を割り込んで下値を試す動きとなっており、まだまだ75日移動平均線のサポートを確認するような動きで下値模索ということなのだろう。ここで日経平均に影響の大きな銘柄に空売りが積み上がらなければさらに下値を試す場面もあるのかもしれない。

テクニカル分析

日経平均

今週の保ち合いを下に放れて、下値の節目である75日移動平均線や雲を試す動きとなった。いったんは下げ渋りとなったが、まだまだ下値模索ということなのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。