この記事は2025年1月28日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2025年1月28日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日27日(月)米国株を中心に大暴落し、米ドル/円も大きく値を下げ、153.71円付近の安値をつけた。現在は155円台後半まで戻してきている。
昨日27日(月)の大暴落の背景としては、中国企業がChatGPTに対抗する無料のAIモデルを発表した影響だったようだ。
マーケットはこれを米IT企業への脅威と捉えたことから、AI半導体大手エヌビディアの株価は昨日27日(月)に17%安となった。
米ドル/円に関しては156.25円付近の高値から、約2円50銭ほどの大幅な下落となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、週初154.00~158.50円で考えていたが、昨日27日(月)、既に154円を下抜けてしまった。現在は値を戻しているため、下サイドは変更しないが、予想上値を改め、154.00~158.00円に変更したい。
戦略としては、トランプ米大統領の発言には注意しつつ、押し目買いで臨みたい。引きつけて押し目を買ったら、157円ミドルアッパーは利食い千人力だろう。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。