
日経平均 | 34,868.63円 △648.03円 |
為替 | 1ドル=141.73円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億6,464万株 |
売買代金 | 4兆2914億45百万円 |
値上り銘柄数 | 1,374銘柄 |
値下り銘柄数 | 244銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 96.23% |
市況概況
米関税問題の緩和やFRB議長解任懸念が薄れたことで大幅高
米国株が大幅高となったことを受けて本日の日本市場は買い先行となった。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇しており、実質的には節目と見られる35,000円水準で寄り付き35,000円回復となった。それでもさすがにそれ以上買い急ぐようなことでもなく、買戻し一巡となると手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となった。
昼の時間帯も先物に買戻しなども見られ、後場も堅調な展開となった。前場の高値水準である35,000円を目指すような場面もあったのだが、35,000円を超えることはなく、上値の重さが確認されると節目の一つである。
34,800円水準まで上げ幅を縮小したものの、34,800円を意識すると下げ渋るというように十分に値持ちが良買った。それでも寄り付きの買い気配の勢いから見ると、スタグフレーション懸念が根強く依然として上値の重い展開といえる。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものも多く総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は最後は買戻しも入り堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面もあったが、相変わらず断続的に一方向に売り買いを急ぐということでもなく、上がれば売られ、下がれば買われる状況には変わりなかった。
35,000円を超える場面も見られ、特に材料がないなかで上値を試す動きとなった。一方で改めて上値の重さ、戻れば売りたいというような雰囲気もありありで、まだまだ下値模索となる場面もあると思われる。
根本的な相場低迷の要因であるスタグフレーション懸念が少しも緩和されておらず、関税の影響すらまだ払しょくされたわけでもない。まだまだ下値模索で割高銘柄は戻り売り、割安銘柄は下がれば買いというスタンスで良いと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線に上値を押さえられた形となった。ここで基準線にサポートされるかどうか、再度下値を試すことになるのだろう。
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