見てわかる聞いてわかる、動画で解説

動画配信期間:公開日から2週間

動画の内容をギュッと要約

日本株について

4月18日時点で日経平均株価は4連騰、トランプ関税交渉の進展で明るさが見えてきた
しかし、まだ10%以上の下げ幅があり、4万円回復には遠い状況
ニューヨークダウは4万ドルに回復したが、日本株は出遅れている
今後の懸念点:

利上げの観測
円高の継続(貿易赤字縮小、海外投資への資金流入が少ない)
円高と利上げの組み合わせは日本経済の強さを考えると懸念材料

投資推奨

中長期的に保有すべき株:

配当が高いもの
為替変動の影響を受けにくいもの

アメリカ株について

自動車関税の軽減と金利低下により戻しがあった
景気減速の兆候:

カンファレンスボードの消費者信頼感指数が大きく崩れた
JOLTS(求人情報)の求人係数が減少
アメリカの10年国債利回りが4.17%まで下落

ナスダックの上昇が限定的で、半導体・ハイテク株の回復が遅れている

トランプ関税問題

第1四半期は掻き込み需要でアメリカの貿易赤字が拡大、GDPに悪影響
関税問題の結果が見えるのは第2・第3四半期になる見込み
7月(独立記念日:建国250周年)が関税交渉の一つの目処

商品価格

石油見通し:貿易摩擦による世界経済成長鈍化で2025年に12%、2026年にさらに5%下落予測
コロナ前の商品価格水準に戻る可能性
金価格・原油価格も下落が予想される
アメリカ経済指標の悪化で原油が下落
金は関税交渉進展によるリスク回避ムードの緩和で少し戻している

結論

日本株・アメリカ株ともに明るい材料に乏しい
金・原油の下落は円高につながり、日本経済にとって厳しい状況となる可能性
2025年も不確実性の高い状況が続く見込み

野村雅道
野村雅道氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。

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