この記事は2025年9月8日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年9月8日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、円は下落通貨の中位(-0.24%)に終わった。先週までの直近6週間、ドル全面高、またはドル全面安となった週はない。
週間の通貨の騰落はまちまちとなり、約1か月半程度、為替市場では方向感に乏しい展開が続く。
先週注目の米国8月の雇用統計は下振れとなったが、米ドル/円の週間の値幅は2円34銭にとどまる。最近の週足はほぼ毎週十字線が続き、新規材料に乏しいなか、気迷いを反映している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
週末に石破首相の辞任が正式に伝えられた。週明けのオセアニア市場は、米ドル/円はギャップアップで寄付き、午前6時半現在148.13-18円水準で推移している。
石破首相より財政規律に厳しい新首相はおそらくおらず、当面財政悪化が意識されやすい。政局混乱から、当面日銀の追加利上げの可能性も消滅するだろう。
今週11日(木)には米国で8月CPIの発表が予定されているが、予想通りに終わると大きな動きにならないかもしれない。
降って湧く日本の政局混迷だが、今週は波乱材料となる可能性がある。米ドル/円の深押しは引き続き買い場だろう。
今週は米ドル/円で146.50~150.00円、ユーロ/米ドルで1.1600~1.1800ドル、ユーロ/円で171.50~175.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。