この記事は2025年11月5日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=muhammad/stock.adobe.com)

2025年11月5日(水)の午前10時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日4日(火)の米国株は主要指数がそろって下落し、マーケット関係者の間では相場過熱への警戒感が強まっている。

ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモン氏ら、ウォール街のCEOからは、今後12~24カ月の間に株式相場が10%前後下落する可能性があるとの見方が相次いでいる。

ビットコインも売られ、一時6月以来の10万ドル割れとなった。約1カ月前に付けた過去最高値からは20%超の下落となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日5日(水)午前10時前の日経平均も1,000円超の急落。リスクオフの流れから、米ドル/円・クロス円は総じて反落。

片山さつき財務相が為替動向について「足元はかなり一方的で、急激な動きがみられている」とコメントしたこともあり、米ドル/円は153.40円近辺まで反落。

クロス円の上昇を牽引していたスイスフラン/円も190.00円を大きく割り込んでいる。

中期的な「株高・円安」トレンドは維持されているものの、短期的には調整局面入りを意識している。戦略としては米ドル/円・クロス円の戻り売りで臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。