日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 50,323.91円 ▼52.62円
為替 1ドル=154.74円
売買高(東証プライム、以下同) 25億6,422万
売買代金 6兆1873億63百万円
値上り銘柄数 618銘柄
値下り銘柄数 933銘柄
騰落レシオ(25日) 112.32%

市況概況

冴えない展開だが下げ渋り

週末の米国株はまちまちで特に大きく市場を動かすような決算発表も見られず、持高調整の売り買いが中心となった。中国との関係悪化を嫌気して中国関連銘柄に安いものが多く、芳しくない決算発表を受けて売られるものなども見られ総じて軟調となった。特にファーストリテイリングが大きく下落して日経平均を押し下げた。GDP(国内総生産)がマイナスとなったことも手仕舞い売りを急がせた。

昼の時間帯も若干買い戻しを急ぐ動きも見られたが、特に方向感は見られず、後場も冴えない始まりとなった。それでも売り急ぐということでもなく買い戻し一巡となったものが売られてはいたが、逆に買い戻しが入り値持ちのいいものが多くなった。冴えないながらも下げ渋り、最後は買い戻しも入り高値圏での引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられたが、大きく指数を動かすこともなく、方向づけるようなこともなかった。

週末の急落からの反動も期待されたが、冴えない展開となった。売り急ぐ動きは見られないものの買い気に乏しく、買い戻し以外に積極的な買いは見られない状況が続いている。ここからも買い戻し一巡となったものから手仕舞い売りに押されて総じて冴えない動きが続きそうだ。

テクニカル分析

日経平均

下値模索といった状況だ。25日移動平均線や50,000円を割り込むと買われる状態だが、ここを割り込むと一気に75日移動平均線や雲までの下落となるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!