| 日経平均 | 49,823.94円 △1,286.24円 |
| 為替 | 1ドル=157.56円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 26億1,876万株 |
| 売買代金 | 6兆7573億58百万円 |
| 値上り銘柄数 | 1,241銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 332銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 121.78% |
市況概況
米エヌビディアの好決算に反応して急反発
米国市場の引け後に注目されたエヌビディアの決算が予想を上回ったことが好感されて買い先行となった。
夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇していたこともあり、半導体関連銘柄などを中心に買い気配を切り上げて始まるものも見られ、50,000円の大台を超えてさらに上値を試す動きとなった。ただ、50,500円を超えると上値も重くなり、手仕舞い売りに押されて実質的な寄り付きの水準を割り込み大幅高ながらも実質的には安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯には先物にまとまった買い戻しも見られ、後場も戻して始まったのだが、実質的な寄り付きの水準を上回れず、上値の重さが確認されて手仕舞い売りに押される展開となった。半導体株などは値持ちもよかったのだが、総じてみると戻れば売りというような雰囲気もあり、いったん50,000円の大台を割り込むと50,000円水準が上値として値持ちはいいものの上げ幅縮小して指数は小動きとなった。結局、最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、後場の比較的安いところで引けた。
小型銘柄も大きく戻すものが多かったのだが、買い戻し一巡となると上値も重くなり、手仕舞い売りに押されるものも散見された。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物は下がればまとまった買いも入るという状況だが、買い戻し一巡となったあとは下がらないから買い戻すというよりも、上がらないから売るという感じで指数を押し下げる場面もあった。
エヌビディアの決算がそれほどいいとも思えなかったのだが、異様な買いとなった。売られていたいたから買われたという面もあり、ここで空売りが積み上がればさらに踏み上げ相場も期待できるのだろうが、買い戻し一巡感が出れば再度下値を試すことになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた形となった。今度は再度下値を試すことになるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!




