| 日経平均 | 48,625.88円 ▼1,198.06円 |
| 為替 | 1ドル=157.11円 |
| 売買高(東証プライム、以下同) | 35億5,398万株 |
| 売買代金 | 8兆9565億35百万円 |
| 値上り銘柄数 | 1,317銘柄 |
| 値下り銘柄数 | 274銘柄 |
| 騰落レシオ(25日) | 120.62% |
市況概況
米エヌビディアの決算発表で梯子を外された形で半導体株が大暴落
昨日の日本市場は米エヌビディアの決算発表を受けて半導体株などを中心に大きく買われたが、その米国市場では好決算を受けても大きく下落したことで、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られ、本日の日本市場は売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となった後は戻りを試す動きとなったが、日経平均に影響の大きな半導体株が暴落して日経平均を押し下げ大幅安となった。ただ、アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンの3銘柄で日経平均を1,200円押し下げただけで、値上がり銘柄も格段に多く、TOPIXや小型株は下げ渋りとなった。
昼の時間帯に若干買い戻しなどがみられ、後場は比較的値持ちのいい展開となった。半導体株以外はしっかりと戻す銘柄も多く、総じて堅調な展開ではあったが、前場同様に半導体株の下げは止まらず、日経平均は大幅安水準で下値を試す動きとなった。最後は堅調な銘柄もさらに多く、TOPIXは小幅安だったが、日経平均だけは大幅安だった。
小型銘柄は買い戻しなども交えて総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は小幅高だった。先物はまとまった売り買いは散発的にみられるものの、指数を主導して動かすようなこともなく、上がれば売られ、下がれば買われるような方向感に乏しい展開だった。
エヌビディアの決算発表を受けて大きく買われたものの梯子を外された形で日経平均は大幅安となった。ただ、アドバンテスト、ソフトバンクG、東京エレクトロンなど半導体関連銘柄やAI関連銘柄が大きく売られただけで総じて堅調なものが多くなった。ただ、買い戻しが主体と思われ、市場全体として売られないだけで買い気に乏しい感じだ。今日は3連休を控えた週末ということで買い戻しも見られたが、来週以降また買い戻し一巡となったものから売られるものも多くなるだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられる形となった。さらに75日移動平均線や雲までの調整は見られるのではないかと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!



