本記事は、本田 健氏の著書『happy moneyを引き寄せる7つの法則』(フォレスト出版)の中から一部を抜粋・編集しています。
お金は、信頼の上に成り立っている
「不安と恐れ」が、引き寄せを止める理由
あなたは、夜、「お金の心配をして眠れなくなること」がありますか?
「今月の支払い、大丈夫だろうか」
「このまま収入が減ったら、どうしよう」
「老後の資金、足りるだろうか」
お金の不安は、多くの人の心の平安を奪います。そして、その不安が、さらなる不安を引き寄せるという悪循環に陥ります。
なぜでしょうか。
それは、不安や恐れが非常に強いエネルギーを持っているからです。そして、そのエネルギーは、あなたが恐れているものを引き寄せてしまうのです。
量子物理学では、「観察者効果」という現象が知られています。観察することで、観察対象が変化するという現象です。つまり、私たちの意識が、現実を創り出しているのです。
あなたが「お金が足りない」と恐れれば、脳はその証拠を探し始めます。請求書、値上げのニュース、予期しない出費。あらゆるものが、「やっぱり足りない」という信念を補強します。
そして、その信念に基づいて、あなたは行動します。
不安から、無駄な節約をする。必要な投資を避ける。チャンスを逃す。人との付き合いを避ける。
こうした行動が、さらに収入を減らし、機会を失わせ、結果的に不安が現実化してしまうのです。
一方、信頼のエネルギーを持つ人は、まったく違う現実を生きています。
「大丈夫、必要なものは必ず与えられる」
「宇宙は、いつも私を支えてくれる」
「お金は、流れている。今は出ていっても、また入ってくる」
こうした信念を持つ人は、不安から解放されています。そして、その安心感が、良い判断を生み、良い行動を生み、良い結果を生むのです。
信頼は、引き寄せの扉を開きます。
不安は、引き寄せの扉を閉ざします。
どちらを選ぶかは、あなた次第です。
お金と信頼の関係性
ここで、少し歴史を振り返ってみましょう。
お金は、もともと「信頼」の上に成り立っています。
大昔、人々は物々交換をしていました。想像ですが、山の民と海の民が出会って、魚と米を交換したり、野菜と肉を交換したことがあったのではないでしょうか。
でも、これはけっこう不便でした。どれくらいの野菜と魚や肉との交換レートがいいか、毎回交渉しなければいけないからです。
そこで、貝殻や石、金属などが「お金」の代用として使われるようになりました。それ自体に価値があるわけではありません。みんなが「これには価値がある」と信じているから、価値があるのです。そして、それぞれの物に値段という価値に対する数字をつけ、取引もスムーズになりました。
取引にかかわる人たちが、貝殻や石、金属などに価値があると合意したので、それが可能になりました。
現代の紙幣も、同じです。
1万円札は、ただの紙切れです。印刷された紙に、本質的な価値はありません。私たちが「これは1万円の価値がある」と信じているから、1万円として機能します。
つまり、お金とは、「信頼」そのものなのです。
社会全体の信頼が、お金のシステムを支えています。日本銀行を信頼し、政府を信頼し、お店を信頼し、お互いを信頼しているから、お金が回ります。
もし、信頼が崩れたら、お金は価値を失います。
実際、戦争や経済危機のときには、通貨への信頼が失われ、ハイパーインフレが起こります。どれだけお金を持っていても、誰も信頼しないお金は、ただの紙切れになってしまいます。
これは、個人のレベルでも同じです。
あなたがお金を信頼していなければ、お金もあなたを信頼しません。
「お金は汚い」と思っている人のもとに、お金は来たがりません。
「お金持ちは悪い人だ」と思っている人は、お金持ちになることを拒否します。
「お金はすぐになくなる」と思っている人のお金は、本当になくなります。
また、お金との関係は、人間関係と同じです。
信頼がなければ、良い関係は築けません。
あなたのお金との関係は、信頼と愛に満ちた関係でしょうか?
それとも、恐れと疑いに満ちたものでしょうか?
お金との関係の質が、あなたの豊さと幸せを決めるでしょう。
日本を代表する自己啓発作家で、「お金と幸せ」「ライフワーク」「生きがい」「才能」など、人の人生を根底から豊かにするテーマを一貫して探求し続けてきている。2001年のデビュー以来、累計発行部数は世界でもうすぐ900万部を超える。
代表作『ユダヤ人大富豪の教え』『happy Money』は、日本だけでなく世界中に広がり、北米・欧州・アジア・中南米、インドなど48言語で刊行されている。特に『happy money』は「お金にありがとうと言える生き方」をテーマに、お金と心の関係をスピリチュアルと心理学の両面から解き明かし、世界中にファンがいる。これまでに、ロンドン、シンガポール、ヘルシンキ、ニューヨーク、ニューデリー、ブリスベン、上海、クアラルンプール、マニラなど、数千人規模のイベントにて英語で講演している。
2026年からは、海外に拠点を移して、世界中で、講演、セミナー、執筆を行なう。
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