本記事は、桑原晃弥氏の著書『資産24兆円の世界一の投資家 ウォーレン・バフェットの名言』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。
お金が欲しいんじゃないんです。
お金を稼いだり、それが増えていくのを見るのが好きなんです
―― 『ビジネスは人なり 投資は価値なり』
「お金が目当てで会社を始めて、成功させた人は見たことがない」はスティーブ・ジョブズ(アップル創業者)の言葉です。
成功者ジョブズのところには時に会社を起こしたいという人が相談に来ます。
理由を聞くと、「金儲けがしたい」という答えが返ってきますが、そんな人にジョブズは「やめた方がいい」とアドバイスしていました。
起業というのは成功すればたしかに大金を手にできますが、そこに至るまでには想像の何百倍もの苦労や失敗があります。そんな時、「自分はこういうアイデアを実現させたい」といった強い情熱があれば頑張れますが、単なるお金目当てだと挫折して途中で投げ出すことになります。
大事なのは「すごいことを実現する」ことであり、金持ちになって贅沢をすることではないというのがジョブズの考え方でした。
ウォーレン・バフェットは投資によって考えられないほどの大金を手にしますが、その大半は慈善活動に投じているように、バフェットも「金持ちになって贅沢をする」ことには関心がありませんでした。
バフェットは6歳から小さなビジネスを始めています。
そして11歳で株式投資を始め、コロンビア大学大学院入学時には9,800ドルの資産を持っていました。さらにそのお金は26歳の時には17万ドルを超え、子ども時代の夢だった「百万長者」は確実なものとなっていたほどです。
バフェットは幼い頃、しばしば父親のビジネスパートナーだったカール・フォークの家でお昼をご馳走になっていましたが、そんなある日、バフェットはフォーク夫人に「僕は35歳までに百万長者になるんだ。もしできなかったら、オマハで一番高いビルから飛び降りるよ」と言って夫人を驚かせています。
夫人が「ウォーレン、なぜそんなにお金が欲しいの?」と尋ねると、バフェットの答えは「お金が欲しいんじゃないんです。お金を稼いだり、それが増えていくのを見るのが好きなんです」という意外なものでした。
バフェットはお金を手にしても贅沢をするわけではありません。だとしたら何のためにお金が必要なのでしょうか? お金があれば、誰にも命令されることなく、投資という大好きなことを思い切りできます。バフェットにとってその生活こそが何よりの贅沢でした。
- ワンポイント
- お金は自立した生活のための手段であって決して目的にはならない。
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