本記事は、上岡 正明氏の著書『なぜ、あの人は億を稼げるのか: 年収1億円を稼ぐ仕事と投資の黄金法則』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

なぜ、あの人は億を稼げるのか: 年収1億円を稼ぐ仕事と投資の黄金法則
(画像=Mobasser/stock.adobe.com)

なぜ、あなたの“残業”は“貧しさ”に直結するのか?
「時間単価」を10倍にハックする、4つの法則

多くの人が、自分の収入を「水を満たしたバケツ」の大きさで考えています。収入を増やすには、より大きなバケツ(= 長時間労働)を用意するしかない、と。
しかし、成功者たちは違います。彼らが注目するのは、バケツの大きさではなく、蛇口から出る水の“水圧”なのです。
同じ1時間(蛇口が開いている時間)でも、水の勢い(時間単価)が高ければ、あっという間にバケツは満杯になる。
この“水圧”を、あなた自身の手で、意図的に高めるための、4つの黄金法則についてお話しします。

「時間の“長さ”」から「時間の“密度”」へ。思考の優先順位を書き換えよ

まず、あなたの「現在地」を知ることから始めましょう。
あなたの、今の「時間単価」は、いくらですか?
「月収÷ 月の労働時間」で、まずはざっくりと計算してみてください。
時給2,000円の人が10時間働けば、日給は2万円。
しかし、もしあなたの時給が2万円に上がったら、たった1時間の労働で、同じ2万円を稼ぎ出すことができます。残りの9時間は、あなたの自由です。逆に10時間働けば20万円です。
この事実を、腹の底から理解してください。
僕たちが目指すべきは、働く時間を増やすことではありません。
自分の1時間の“密度”と“価値”を、いかにして引き上げるか。
この一点に、思考のすべてを集中させるのです。
では、具体的にどうすれば、時間単価は上がるのか。難しく考える必要はありません。
あなたの人生に、以下の4つのエンジンを搭載することだけを考えてください。

エンジン①:価値の“掛け算”
一つのスキルが平凡でも、複数を掛け合わせることで、あなたの価値は一気に希少になります。
「英語が話せる」人は、星の数ほどいます。「プログラミングができる」人も、たくさんいます。
しかし、「英語が堪能で、プログラミングもできる」となれば、その瞬間に、あなたの市場価値は2倍、いや10倍に跳ね上がります。
立派な資格だけがスキルではありません。「子育ての経験」「聞き上手」「地元のお店に詳しい」。
あなたが当たり前だと思っていることこそが、他のことと組み合わせることで、誰も真似できない“お宝”に変わるのです。

エンジン②:リスクを“利益”に変える
「時給〇〇円」という働き方は、確かに安定的です。しかし、それは同時に「あなたの価値には、上限がありますよ」と、他人に決められている状態でもあります。
この“安全な檻”から抜け出し、成果に応じて報酬が決まる働き方に挑戦する。例えば、「この記事から生まれた広告収入の〇%をください」と提案してみる。これは、自分自身に賭けるという、最もスリリングで、最もリターンの大きい自己投資です。
株式投資などの資産運用も同じです。リスクを超えて、リターンを生み出すことができれば、時間は無限に増え続けます。

エンジン③:“分身”を創造する
あなたの知識や経験を、ブログ記事、YouTube動画、電子書籍のような「デジタル資産」に変える。これは、あなたが寝ている間も、文句一つ言わずに働き続けてくれる“優秀な分身”を、インターネットの世界に解き放つのと同じです。
僕が4社も経営できているのは、僕が4人分の働きをしているからではありません。僕にしかできない「判断」以外のすべての“作業”を、僕より優秀な専門家や、AIという“分身”に任せているからです。

エンジン④:“天才”の頭脳を借りる
これも、エンジン③と密接に関わります。自分じゃなくてもできる作業は、得意な人にお願いする(外注)、あるいは便利なAIツールに任せてしまう。あなたは、本当に頭を使うべき「戦略立案」や「交渉」といった、あなたにしかできない、最も時間単価の高い仕事に集中するのです。

あなたは「投資家」であれ。時間を“消費”するな、“投資”せよ

この4つのエンジンに共通する、たった一つの思想。
それは、あなた自身の「時間」を、人生における唯一無二の“資本金”だと捉える、ということです。
あなたは、「時間」という名の、決して追加発行されない資本を与えられた、人生の投資家です。
そして、あなたの日々の行動とは、この貴重な資本の「消費」か「投資」、そのどちらかを常に選択し続けているということです。

時間を“消費”する行為:時給労働、指示されただけの作業、無駄な会議。元本(時間)は確実に減るが、リターンは限定的。

時間を“投資”する行為:新しいスキルを学ぶ、人脈を築く、働く仕組みを作る。元本(時間)は減るが、将来、何倍ものリターン(高い時間単価)となって返ってくる可能性がある。
多くの人は、目先の生活のために、この貴重な時間資本を、ひたすら「消費」し続けています。
しかし、豊かな人は、生活に必要な分だけを消費し、残りのすべての時間を、未来のリターンを最大化するために「投資」しています。
あなたの今日の1時間は、消費でしたか? それとも、投資でしたか?
ぜひ一度、休日にゆっくりと時間をとって、考えてみてください。その行為自体も、立派な投資なわけですから。

“レバレッジ”の本当の意味を知る。『金持ち父さん 貧乏父さん』の教え

この「時間単価」という概念を、世界中の人々の脳に、強烈なインパクトと共に叩き込んだのが、ロバート・キヨサキの名著『金持ち父さん 貧乏父さん』です。
彼が言う「金持ち」とは、まさに時間単価が無限大に近づいた人々のこと。なぜなら、彼らは自分の時間を使わずに、“資産”や“仕組み”に、自分の代わりにお金を稼がせているからです。
彼が提唱する「キャッシュフロー・クワドラント(E:従業員、S:自営業者、B:ビジネスオーナー、I:投資家)」は、あなたの働き方を測る目安となります。

EとSの領域:自分の時間を切り売りして、お金を稼ぐ(時間の“消費”)
BとIの領域:仕組みや資産に働かせて、お金を得る(時間の“投資”)

あなたがここまで学んだ4つの作戦は、まさに人生のクワドラントを、EやSの領域から、BやIの領域へと、自らの手で移行させるための、極めて具体的なステップに他ならないのです。

がむしゃらに働く時代は、終わりました。
これからは、いかに自分の1時間の「密度」を濃くできるかが勝負です。

あなたの時間は、あなたが思っているよりも、ずっと価値がある。
その価値に気づくことが、これからのAI時代の時間術の第一歩です。

なぜ、あの人は億を稼げるのか: 年収1億円を稼ぐ仕事と投資の黄金法則
上岡 正明(かみおか・まさあき)
日本脳科学認知心理協会理事。株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長。多摩大学大学院情報経営学科修了(MBA)。多摩大学客員講師。1975年生まれ。放送作家を経て、27歳でコンサルティング会社を設立。これまで20年以上にわたり300社以上の企業ブランド構築を手がけ、企業広報・戦略PRの専門家として上場企業からスタートアップまで多数のクライアントを支援。スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントやPRなども行う。著書は32冊、累計105万部を超える。ビジネス分野で屈指のアウトプット量を誇る起業家・投資家・作家・YouTuberである。独学で通算10億円を築いた投資家としても知られる。AI×YouTubeを組み合わせてわずか3か月で5億円規模の売上を上げた経験を持つ。YouTubeやXなどSNSの総フォロワーは約75万人。一般社団法人日本行動分析学会、日本社会心理学会、一般社団法人日本小児心身医学会、認知神経科学会の各学会員。

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