この記事は2026年7月29日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=fotofabrika/stock.adobe.com)

2026年7月29日(水)の午前10時ころに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週の注目はFOMCとBOJだが、明日30日(木)日本時間未明のFOMCに関しては金利先物の織り込み度が変わってきた。

注目すべきは利上げ確率の急変ぶり。先々週15日(水)時点ではわずか10.7%だった利上げ織り込み度が、本日29日(水)午前10時頃時点では32.00%へと、2週間足らずで3倍程度に跳ね上がった。原動力は、この2週間の米イラン対立激化で原油が高騰し、インフレ再燃懸念が強まったこと。32.00%はまだ高い利上げ織り込み度とは言えないが、15日(水)前後と比較すると様変わりした。

これを受け、米ドル/円も163.85円と、再び164.00円をトライする展開となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

FOMCの市場コンセンサスは据え置きなので、仮に実際に利上げされれば7割弱のサプライズとなり、米ドル/円急伸の材料となり得る。

逆に据え置きでも、ウォーシュFRB議長会見が「利上げの選択肢」に言及すれば、3割強の織り込みを維持・上乗せする形でドルは底堅く推移しやすいだろう。

ドル安リスクは「据え置き+ハト派トーンで利上げ観測が剥落する」ケースだが、今のところそれは考えにくそうだ。

ただ繰り返しになるが、米ドル/円の165.00円には巨大なバリアがあると言われている。一気に突破するのは難しそうなので、米ドル/円は局面ごとに利益確定を繰り返しながら、ロングを継続していく方針で臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。