この記事は2026年8月27日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Jumpei/stock.adobe.com)

2026年8月27日(木)の午前11時過ぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日26日(水)は米7月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が予想を上回ったことなどから、一時159.44円前後までドルが強含んだ。もっとも、米ドル/円はここ数週間のレンジ内での値動きにとどまり、明確な方向感は出なかった。

米金利市場が織り込む連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げの確率は40%弱でほぼ変わらず。市場には、ウォーシュFRB議長が明日28日(金)に行う講演を見きわめたいとのムードが漂っており、米ドル/円は本日27日(木)もレンジ内での推移が続きそうだ。

上値のメドは先週18日(火)に付けた今月高値の159.78円前後、下値は今週安値の158.71円前後がメドだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日27日(木)午前に氷見野日銀副総裁が埼玉県で講演行い、「経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」などと追加利上げに前向きな考えを示した。

もっとも、利上げのペースやタイミ ングについては踏み込まなかった上に、市場がすでに9月利上げを9割近く織り込んでいたことから影響は限定的だった。

午後には記者会見も予定されているが、利上げ期待をさらに高めて円相場を押し上げるには利上げの「ペースアップ」を強く示唆するしかない状況だろう。それには高いハードルが存在すると言わざるを得ない。

むしろ、期待したほどタカ派的ではなかったと受け止められて円が売られるリスクを警戒すべきかもしれない。

▽米ドル/円 日足チャート

260827kandaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。