本記事は、沢渡 あまね氏の著書『定時で成果 残業ゼロでも目標を達成するチームづくりの教科書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の中から一部を抜粋・編集しています。
景色を変える
「無理」「無駄」の指摘も、「こうしたほうがいい」の意見や提言も、いつもの職場、いつものメンバー、いつもの関係性(人間関係や部門間の力関係)ではしづらいことが多々あります。当然です。
なぜなら、組織とは、人間とはそういうものだからです(にんげんだもの)。管理職は以下のように「景色を変える」発想をもち、働きかけもしていきましょう。
- 会議や議論をする場所を普段と変えてみる(社外のコワーキングスペースを利用するなど)
- 普段とは違う人と対話してみる
- お茶やお菓子をつまみながらリラックスしてミーティングしてみる
業務効率や生産性の観点でも、景色を変えたほうが仕事が捗るケースも多々あるはずです。誰しも次のような「勝ちパターン」を、仕事や作業の種類などにも応じてもっていることでしょう。
- テレワークをしたほうが集中作業が捗る
- 好きな音楽を聴きながらのほうがよい発想が浮かぶ
- 誰もいない時間帯や場所のほうが事務作業に集中でき、ミスが少ない
管理職は可能な限り、個々の生産性が上がる「勝ちパターン」を尊重し推奨していきましょう。
いわば、勝ちパターンのダイバーシティ&インクルージョン(多様性尊重)が大事です。
なお、当社(あまねキャリア)とヤマサちくわは、共創で「オフィスちくわ」という名前の職場コミュニケーション活性のためのサービスを2026年4月に開始しました。職場にヤマサちくわの「プロテインちくわ」(冷凍ちくわ)を定期配送、職場の福利厚生とコミュニケーションの活性を後押しします。
すでに、ちくわを食べながら、くつろいだムードで管理職とメンバーが1on1をする「ちく1on1ミーティング」などをはじめる企業もあり、オフィスのいつもの景色に変化と彩りが生まれています。皆さんの職場でもお試しください。
生産性向上には、プロセスや無駄の「見える化」(可視化)も大事ですが、それ以前の「言える化」こそが肝です。問題や課題、ちょっとした違和感、意見、提案、「こうしたい」などの思い…… など、「言える」環境を創りましょう。
行動を促す一言
普段と景色を変えてみてはどうだろうか?
大手自動車会社、NTTデータなどを経て現職。500以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。主な著書は『ブリリアント・ジャーク静かにチームを壊す人たち』(三笠書房)、『組織の体質を現場から変える100の方法』(ダイヤモンド社)、『新時代を生き抜く越境思考』『EXジャーニー』『バリューサイクル・マネジメント』『職場の問題地図』(いずれも技術評論社)、『「推される部署」になろう』(インプレス)など。趣味はダムめぐり。#ダム際ワーキング推進者。
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