1月29日、サイバーエージェント <4751> が平成27年9月期第1四半期決算を発表した。売上高は634億円(前年同期比+45.1%)、営業利益125億円(同+194.0%)、経常利益126億円(同+193.6%)、四半期純利益63億円(同+207.8%)となった。純利益は通期計画に対して第1四半期だけで進捗率45.4%となっている。
セグメント別に見るとAmeba事業と投資育成事業の利益成長が際立つ。それぞれのセグメント利益は、Ameba事業が20億円(前年同期0.2億円)、投資育成事業が48億円(同0.5億円)となった。
同社は、スマートフォン関連事業に経営資源を集中、当第1四半期連結累計期間におけるスマートフォン関連の売上高は、売上高構成比(投資育成事業の売上高を除く)の77.1%まで拡大し、収穫期を迎えたとしている。
平成26年3月末のスマートフォン保有率は53.5%と過半数を超えるまでに拡大。また、スマートフォン保有者のSNS利用率は63.3%に達している。スマートフォンの普及拡大を背景に、平成26年のスマートフォンゲーム市場は前年比20.4%増の6,584億円、スマートフォン広告市 場は前年比39.5%増の2,304億円(注2)と高成長が見込まれている。同社はこの流れにうまく乗った形だ。今回、セグメント別でみた場合、唯一、赤字となった事業が、「755(ナナゴーゴー)」等を展開するコミュニティ事業、エンターテイメント事業、㈱シーエー・モバイル等が属するメディア事業が属する、「メディアその他事業」だ。コミュニティ事業及びエンターテインメント事業の立ち上げに伴う先行投資により、売上高は44億円(同+31.4%増)、営業損益は489百万円の損失計上(同0.7億円の利益計上)となった。
(ZUU online)
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