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1月29日、フィスコはアナリストの田代昌之氏、佐藤勝己氏、小林大純氏による『FISCOアプリで読み解く2015年の相場展望』セミナーを開催し、約70名が来場した。

大勢の個人投資家が集まったこのセミナーでは、国内上場企業の最新情報や市況ニュースなどを得られるフィスコの最新アプリを活用しながら、「2015年の日本株動向」「2015年のフィスコ注目テーマ」「IPO・新興市場の2015年展望」といった、今年の市場動向を見据えた内容の濃いプレゼンテーションが行われた。

また、注目企業のIR担当者によるプレゼンテーション・質疑応答や、セミナー終了後には懇親会も開催され、会場は賑やかな雰囲気に包まれた。

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同セミナーで、田代昌之氏は「2015年は成長戦略の『実行力』が問われる年になる」とコメント。2015年の相場動向については「下がりにくく上がりにくい相場」とコメント。

上振れ要因に関しては「3共済(国家公務員共済組合連合会・地方公務員共済組合連合会・日本私立学校振興・共済事業団)がGPIFに追随し、かんぽ生命が運用比率変更となれば需給面での下支えになる。また、運用残高の増加で2015年はJPX400指数および先物存在感が増す」と指摘した。

一方、「米金利引き上げの次期次第で波乱の可能性もあるが、郵政グループ3社の上場(予定)は金融セクターの上値を抑える要因になる」とマイナスとなる可能性に言及した。

また、佐藤勝己氏は2015年の注目テーマとして「自動運転車、インバウンド消費、TPP・農業、ロボット、燃料電池、原油安メリット、製造業の国内回帰、SEの2015年問題」などを挙げた。

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約1時間半にわたって開催されたセミナーでは、今年の投資を占う意味でも貴重な話が多く飛び出し、会場は大いに盛り上がりを見せた。また、セミナー終了後の懇親会では多くの投資家が談笑するなど貴重な時間を楽しんだ。

(ZUU online)

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