肥料
(写真=Thinkstock/Getty Images)

片倉チッカリン <4031> とコープケミカル <4003> は、 2015 年 10 月1日に経営統合することを発表した。片倉チッカリンを吸収合併存続会社、 コープケミカルを吸収合併消滅会社とする。新会社においてはコープケミカルの筆頭株主である全国農業協同組合連合会、片倉チッカリンの筆頭株主である丸紅株式会社との3者が相互に協力して関係強化を図り、事業を展開していく予定だ。

片倉チッカリンは果樹・園芸用有機複合肥料を得意と、コープケミカルは米麦向け化成肥料を得意としており、本経営統合により、全ての営農類型をカバーする日本最大の売上規模の肥料会社が誕生する。 両社は、製品品質、技術力、製品開発力、原材料 調達力、生産力を強化するとともに、双方の販売拠点と取扱品目を拡大し、事業及び開発における領域を広げることで、シェア拡大を目指す。

また、管理部門における重複機能の排除、生産品目の精査・見直しによる工場稼働率の向上、 IT 関連コストの見直しなどにより経営効率を高め、生産コストを引き下げ、競争力を高める。

肥料業界は農業者の高齢化・後継者不足による農業従事者の減少、耕作放棄地の拡大、輸入農作物の増大及びに農作物生産者の生産コスト低減の動きを背景として肥料需要が減少しており、肥料需要の減少に伴う国内企業間競争の激化やマーケットのグローバル化に伴う海外肥料メーカーとの競争の激化が起きている。

同日、両社は第三者割当増資も発表、片倉チッカリンは丸紅を引受先として最大 480 万株の新株を、コープケミカルは 全国農業協同組合連合会等を引受先として最大 3325 万株の新株を発行する。募集後の株主比率は片倉チッカリンにおける丸紅の持分比率が 25.0 %から 38.7 %へ、コープケミカルにおける全国農業協同組合連合会の持分比率は 12.76 %から 43.24 %となる。

2015 年 3 月期の予想売上高は片倉チッカリンが 200 億円、コープケミカルが 225 億円としており、両社合わせて 400 億円を超える規模の会社が誕生することとなる。

(ZUU online)

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