南アフリカランド 最大の魅力は低資金で高金利

南アフリカランドが買われる理由として、低資金での投資が可能である点も大きい。ドル円が110円の場合、1ドル購入するのに110円が必要になるが、南アフリカランドは高値水準でも1ランド20円、2015年は1ランド10円前後だ。米ドルよりも10分の1の投資金額で始められるため、南アフリカランドであればお小遣いでFX投資を始めることも可能だ。

その上、南アフリカランドは高金利通貨の一角として知られており、依然として高い金利水準を保っている。FX投資の場合、ランド円のスワップは1万通貨で1日あたり13~15円程度がついており(2015年2月現在)、投資効率が非常に高い。そのため、スワップ金利狙いで買いポジションを保有したまま放置している投資家も多い。

こうしたスワップ金利狙いの買いポジションが積み上がっていることも「買われている」という状態に大きく寄与している。


金利の高さ=リスクの高さ

低資金で始められて高金利、さらに今後の値上がりも期待できる南アフリカランドだが、死角はないのだろうか。南アフリカランドにとって最大の死角は、治安や政情不安という国内問題だ。地下資源に恵まれていることもあって国民の経済格差はどんどん広がっており、凶悪犯罪の発生率は世界のトップクラスだ。信号が赤でも停車するとクルマを奪われるという物騒な噂まで聞かれる国だけに、この問題が南アフリカランドのアキレス腱だ。エネルギー不足やストライキ問題も引き続き抱えており、経済成長を阻害する恐れがある。

また、日本に入ってくる経済情報が極端に少ないので、投資家としてはほかの通貨よりも見通しが難しくなるのにも注意だ。
高金利ということは、それだけ「金利を高くしないと投資が集まらない」ことを意味しているわけで、南アフリカランド投資を始める人は、ハイリスクを認識しておく必要がある。

そのリスクを覚悟すれば、ゼロ金利が続く日本から見れば魅力的な高金利通貨である状況に当面変わりはないだろう。

(ZUU online)

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