Stock market research

1976年に世界で初めて登場した個人投資家向けのインデックスファンドだが、ネット証券メインの投資家を中心に、徐々に浸透してきている。今回は、そのインデックスファンドの投資活用術を紹介していきたい。

インテックスファンドとは、あらかじめ決められた指数(ベンチマーク)を定め、ファンドの値動きが、その指数の動きと連動することを目指して運用するファンドのことを示す。それに対して、指数や市場平均を上回ることを目指して運用するファンドのことをアクティブファンドと言う。日経平均株価やTOPIXなど、容易に確認できる認知度の高い指数と連動しているため、投資家は値動きの確認がしやすい。


単体で分散投資効果

値動きの分かりやすさ以外にも、インデックスファンドの活用が有効だと考えられる投資手法は多くある。その中でもよく言われるのは、分散投資である。分散投資とは、投資金額を分散していくつかの金融商品ないしは銘柄に投資する手法で、ひとつの対象だけに投資した場合は、デフォルトなど何かしらの要因で大幅に下落した場合、投資資金の多くを失ってしまうが、分散投資した場合、そのようなリスクを軽減でできる効果がある。

インデックスファンドの場合、対象となる指数に連動するため、当該ファンドを購入するだけで分散投資の効果が得られることになる。また、相場観として、投資対象全体が値上がりすると考えている場合や、市場の平均リターンを獲得できれば問題ないと考えている場合にも有効である。


低コストによる複利効果拡大

インデックスファンドは、長期投資がメインの投資家にも向いている。アクティブファンドの場合、銘柄選定などの分析にコストがかかるため、申込み手数料に買付額の数%(0.5~3.0%程度が多い)、その他信託報酬などの維持費に数%(0.5~2.0%程度が多い)支払うことになるが、インデックスファンドの場合は、対象となる指数に連動するよう機械的に運用されていることで、申込み手数料が無料(ETFの手数料は、利用している証券会社の1.0%程度となっており、低コストでの長期運用が可能なためだ。また、申込み手数料と異なり、信託報酬は売却するまで永久にかかるので、長期になればなるほど複利効果での差異が膨らむため、運用パフォーマンスにも影響する。


下げ相場でも利益を出せる

最後に、マーケット・ニュートラル戦略を紹介したい。この戦略は、魅力的な銘柄があっても、市場全体が下落することでその銘柄も下がってしまうというリスクを排除する手法だ。マーケットの中でニュートラル(中立)な立場に身を置こうとすることから、マーケット・ニュートラル戦略と呼ばれている。機関投資家の場合は、銘柄を選定し、その購入額相当分の指数先物(TOPIXや日経平均先物など)を売り建てることで上げ相場でも下げ相場でも利益を上げているが、個人投資家の場合は、TOPIX先物や日経平均先物の取引単位が大きいため、少額投資では利用が困難である。しかしながら、信用取引とインデックスファンド(ETFに限る)を利用すれば、少額でもこの戦略が可能となる。

ダウ工業株30種平均株価が史上最高値を更新し、日経平均株価も15年ぶりの高値水準となる中で、値上がりが期待できると考えている個別銘柄はあるものの、相場全体が下がるかもしれないと考えて、二の足を踏んでいる投資家も多いのではないだろうか。その際は是非、このマーケット・ニュートラル戦略を試していただきたい。

(ZUU online)

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