2014年テンバガー(10倍株)の傾向を分析

上場市場別では、東証2部が2銘柄、東証ジャスダックが4銘柄、東証マザーズが5銘柄で東証1部はゼロだ。

これまで注目されなかったジャスダックやマザーズの企業が、独自技術や新製品の開発、大手企業への製品採用や政府のプロジェクト参入といった好材料をきっかけにして投資家の期待値を上げたといえる。

加えて企業の時価総額についても、ある程度注目を浴びてしまい急激な上昇が起こりづらい100億円超規模の企業よりも10億円~100億円前後の企業が多いことが考えられる。

なぜなら、テンバガー株が引き起こす株価の急上昇は資金の急速な流入と出来高の急激な高まりを伴って発生するため、時価総額の小さい方が株価の急騰に大きく影響するためだ。


テンバガーを発見するには

テンバガージャスダックやマザーズで動きの殆どない企業に目星を付けておくとよい。とは言え、海原のように銘柄がひしめく市場から選びだすのは至難の業だ。

そこでテンバガー銘柄を発掘するヒントとして、トレンドのニュースワード、例えば「燃料電池」「インバウンド」「北陸新幹線」といったキーワードから紐付けられる企業を調べるのもひとつの手だ。またノーベル賞関連の銘柄は受賞が決まると株価が急上昇するため、受賞の可能性がある技術関連銘柄を普段から洗い出すのもよい方法だ。

いずれにせよ、日頃から世界の時事関連をチェックしておくことが潜在的な10倍株を見つけるヒントになるだろう。

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