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(写真=Thinkstock/Getty Images)

『それさぁ、早く言ってよぉ~』のセリフがTVから聞こえてきたことがある人も多いのではないだろうか?

働く人の必須アイテム「名刺」。どれほどオンライン化が進んでも、名刺が世の中からなくなることはなさそうだ。これほど名刺文化が根付いている一方で、名刺の整理を手間と感じている人が多いのも事実。必要な時に出てこない、どこにあるのかわからないといった事態を経験した人も多いのではないだろうか。

名刺の整理を簡便化するサービスの開発を行う「Sansan」が上場するのではと現在市場で噂されている。2015年3月には経済産業省産業技術環境局において試験的に導入されるなど、ビジネスに必須の名刺管理に革新をもたらしている同社。Sansanの現状と今後の見通しはどのように予想されるのか。Sansanと上場にまつわる話題をまとめてみよう。


Sansanの事業内容

「Sansan」は、個人向けと法人向けの2種類の名刺管理サービスを開発・提供している。それぞれのサービスの特徴と機能について見てみよう。

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個人向け名刺管理サービス 「Eight」

スマートフォンアプリ「Eight」は、2012年のリリース以後ユーザー数50万人を記録している。名刺を撮影することにより内容を保存できるだけでなく、「Eight」上で交換した名刺の内容に変更がある場合には、利用者間で自動的に内容がアップデートされる。利用者が持つ人脈を整理して管理し、常に最新の情報をキープしてくれるのが「Eight」の最大の特徴だ。


法人向け名刺管理サービス「Sansan」

名刺の持つ情報を企業内の財産として活かすシステム作りを実現するのがSansanの法人向け名刺管理サービスだ。具体的には、個人が所有する名刺をスキャンして情報をデータ化し、クラウド型アプリを介して組織内で情報を共有する。これにより個人が持つ情報が組織の財産ともなり、データベースから必要な時に簡単に引き出すことが可能になる。

導入する企業は2015年4月現在2,000社を超え、特に膨大な数の取引先を抱える大企業や政府系部署などが率先して「Sansan」の名刺管理ソフトウェアを採用しているという。2015年3月には経済産業省も導入し、名刺管理の新スタンダードともなっているシステムだ。


Sansanの強み

Sansanの強みは何と言っても、名刺管理ソフトウェアにおけるパイオニアであることと、同種のソフトウェアの国内シェア7割以上を占めていることであろう。

法人でSansanのシステムを導入する場合には、部署ごとに閲覧権限を設定できるため共有する情報の漏えいリスクを最小限にすることが可能となる。また日経テレコンなどの人事異動情報を取り込み、データベースを常に最新の情報で保つこともできるのだ。

機密性と情報の鮮度を両立している点が、Sansanとその提供するサービスの最大のメリットである。IT・通信系の企業でありながら「名刺管理」という確かな実態を持つ企業、それがSansanだ。


Sansanの上場根拠

2007年の創立以来、Sansanは何度か大規模な増資を行っているが、2014年5月に14.6億円という大型増資を行ったことから、ついに上場かと市場で大きな話題になった。同時期に北米において新サービス提供を開始し、照準を国内から世界に合わせている。

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資本金も11億を超え、強固な土台を築いてきたSansanが、さらなるグローバル化を推進するため、そして日本国内におけるビジネス人事データベースとコミュニティの構築を確固としたものにするために上場するのは必然の流れと言えるだろう。。


Sansanが上場した場合の株の魅力(IPO株の魅力)

Sansanの上場が実現すれば、その「新規公開株(IPO株)」はどのようになると予想されるのか。その魅力と将来的な価値について見てみよう。


IPO株の魅力

「新規公開株(IPO株)」とは、上場する企業が公開前に株式の一部を公募により販売するものである。上場時に予想される株価より低値で販売されることが多く、初値(上場して初めてつく株価)が公募価格(IPO株として公募される価格)を上回る確率が非常に高いことが特徴だ。実際に過去の成績を見ても、2014年は初値が公募価格を7割以上の確率で上回っている。2015年も4月14日現在24社が上場しているが、そのうち22社のIPO株の初値が公募価格を上回りI低リスク性を証明している。

2015年3月に上場したエムケイシステムのIPO株を例に取ると、初値は公募価格3500円の4.32倍である 15,120円 を記録し、100株所有していれば1,116,2000円の利益を1日で上げたことになるのだ。(参考: IPOとは?


SansanのIPO株の魅力

これだけリスクの少ないといわれるIPO株の中でも、Sansanのように堅実な業績を持つ企業であればさらに期待は大きくなる。一方で話題性に反して初値は公募価格と同額にとどまり、その後も株価は下がり続けてしまった例もあるため、「IPOは期待ができない」「IT系企業の先行きは暗い」などの論調が頻出している。しかしその見解はSansanにそのまま当てはまるのだろうか。

実際、IPO株の成績は先述のとおり2015年も好調である。一つの企業の凋落だけを見て「IPOは期待ができない」と決めつけるのはまだ早いと思われる。

投資家たちにも理解しやすいビジネスモデルであり、社会として必要性が十分実感できる「名刺管理」を行う企業であるSansanは、IT系の企業の中でも「実態がある企業」「必要性が理解しやすい企業」でもある。


IPO株を買うならマネックス証券

数ある証券会社でも、特に株初心者におすすめなのがマネックス証券だ。マネックス証券は100%完全平等抽選を採用しているため取引金額に左右されず、誰にも平等なチャンスが存在しているのだ。ライバルとなる口座数が70万程度と、SBI証券(300万)と比べると少なく、相対的に当選確率が上がるとされている。IPO株の取り扱いも非常に多いので、IPO初心者の方にはおすすめの証券会社の1つだ。

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