5位:愛媛県新居浜市

(別子銅山の最初の坑道「歓喜坑」の復元物 写真=Tomo.Yun)

愛媛県新居浜市は、松山市、今治市に続く愛媛県第3の都市です。人口は今治市より少ない約12万人ながら、人口密度では東予地方で1番であり、臨海工業都市として確固たる地位を保持しています。交通アクセス面でやや未整備であるものの、商店などの充実度は高いと言われています。

4位:香川県丸亀市

(丸亀城)

2005年に旧丸亀市、綾歌町、飯山町が合併し、人口約11万人の都市となった丸亀市。伝統工芸「丸亀うちわ」の生産地としても知られ、全国のうちわの9割を生産しています。北は瀬戸内海、南は讃岐山脈に囲まれ、田園文化都市として安定した市政を行っている街です。近隣市と同じく、讃岐うどんも有名です。

3位:香川県高松市

(高松城)

香川県高松市は、人口約42万人からなる香川県の県都で、愛媛県松山市と並ぶ四国経済の中心地となっています。四国電力やJR四国など、公共サービス企業の本社も高松市にあります。瀬戸内型気候区に属し、年間を通じて温暖で暮らしやすい気候を保っていることも特徴です。そうした環境から住みやすさ、暮らしやすさにも優れています。

2位:愛媛県今治市

(来島海峡大橋)

人口約16万人、松山市に次ぐ愛媛県第2の都市、それが愛媛県今治市です。造船やタオルなど地場産業の街として古くから知られています。2006年の西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)開通以来、中国地方と四国地方の交通・流通の要衝としても発展を続けています。

旧今治市を中心とした陸地部と、伯方島・大島・大三島などからなる島しょ部に分けられ、それぞれに特色を持っています。

1位:愛媛県松山市

(松山城)

愛媛県松山市は、愛媛県中央に位置する県庁所在都市で、県のみならず四国の政治・経済の中心地として発展してきました。2005年に近隣市町村と合併し、四国で初めて人口50万人を超える都市となりました。

松山城を中心とした城下町、日本三古湯のひとつ道後温泉など、観光地としても名高い街です。正岡子規や夏目漱石といった文人ゆかりの地でもあり、文化都市としても発展しています。さらに松山空港、高速道路、市内路面電車など交通網の利便性の高さからも人気となっています。

これから人気が出てくる街は?

四国地方は、瀬戸内海を挟んで本州と行き来のしやすい愛媛県と香川県に人気が集中している傾向があるようです。気候の面でも、愛媛県と香川県が温暖になっており、暮らしやすいようです。しかし高知県、徳島県も豊かな自然を活かした街づくりが見られるため、それぞれ4県それぞれの特色を知ることが重要でしょう。ぜひ参考にしてみてください。

*ランキングの選定基準
・1~5位:2014年のランキングを参考
・6~10位:05年度〜12年度の年度ランキングで複数回上位にランクインしている街を選定
・2014年度版上位でも、以前の年のランキング入っていない街に関しては、人口推移などを調べた上で除外
・同率の場合、各街の人口推移を参考に、近年人口がどれくらい増減しているかを調べ選定