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(写真=Thinkstock/GettyImages)

日経平均株価の値上がりが話題だ。4月に2万円に到達したのち5月前半は2万円を下回る水準で推移していた日経平均株価は、5月後半に入って再び2万円の大台を突破している。

こうした状況を踏まえ、ただ銀行預金に預けるよりも株式投資をして運用利回りを高めるべきだとの声が多く聞かれるようになった。とはいえ、株式投資はリスクが高いと考えて敬遠してしまう人も多いだろう。そんなリスクを抑えたい人に向けて、「日経平均連動型のインデックスファンド」が証券会社では推奨されている。果たしてこのインデックスファンドとは何か見ていこう。


インデックスファンドとは?

まず、インデックスファンドとはどのような金融商品なのかを見ていこう。「インデックス」は日本語に直訳すると「指数」。つまりインデックスファンドとは、何らかの指数に連動する形で運用される投資信託である。

例えば「日経平均株価が今後上がる」と予想したとしても、よほどの大口投資家でない限り、日経平均株価の採用銘柄すべてを購入することは不可能だ。仮にすべて購入できたとしても、売買にかかる手数料や各銘柄の管理にかける手間を考えると、日経平均株価の採用銘柄すべてを購入するのは得策とはいえない。ここで注目されるのがインデックスファンドだ。インデックスファンドを1つ購入すれば、多くの銘柄にまとめて投資できるためだ。


インデックスファンドが初心者にも始めやすい理由

インデックスファンドは、投資経験がまだ浅い、あるいはまったくないという人にも始めやすい商品といわれる。その理由は2つ。まずはリスクをできるかぎり低くできるという点だ。インデックスファンドでは指数に連動した運用が行われる。

そのため、多数の銘柄で構成されるので、自動的に多くの銘柄に分散投資する。初心者にとって、個別銘柄の分析をするのはハードルが高いが、インデックスファンドを活用すれば個別に分析をせずともリスクを低減しながら投資を行える。

もう1つの理由は管理の手間がかからないことだ。一度購入してしまえば、指数内の個別銘柄の価格が上下するようなニュースが報じられた場合でも、慌ててポジションを修正する必要がなくなるのはありがたい。


インデックスファンドの注意点

このようにリスクを抑えたり、管理の手間が省けたりといったメリットがあるインデックスファンドだが、もちろん注意すべき点もある。

インデックスに連動した運用が行われるため、仮にその中に急落すると予想される銘柄があったとしても、その銘柄のみを投資から引き上げることはできない。逆に、インデックス内に急騰銘柄があっても、価格上昇の恩恵は一部しか受けることができないことになる。リスクを抑えた安定的な運用ができるメリットの一方で、短期で大儲けすることは難しいという点は理解しておく必要があるだろう。


インデックスファンドとアクティブファンド、どちらを選ぶべきか

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(写真=Thinkstock/GettyImages)

投資信託の中にはインデックスファンドのほかに「アクティブファンド」というものもある。インデックスファンドが指数に連動するよう運用されるのに対し、アクティブファンドは指数のパフォーマンスを上回ることを目標とする商品だ。より高い運用利回りをめざすがゆえに、リスクも高くなる。

また、インデックスファンドでは機械的に運用がされるためコストが少なくて済むのに対し、アクティブファンドではファンドマネージャーの人件費などの運用コストがかさみ、管理料が概して高くなる。

このように比較してみると、投資初心者であればリスクが低く、コストも安いインデックスファンドを選ぶのが安心ではないだろうか。

【関連記事】 ETFとは-上場投資信託でリスクを抑えた分散投資を始めるには?


インデックスファンドとETF、どちらを選ぶべきか

インデックスファンドと同様に少額で分散投資を行える金融商品として、ETF(上場投資信託)というものもある。これは証券会社を通じて株式と同様の取引コストで売買が可能なもので、取引や管理にかかるコストはインデックスファンドと同じく、低く抑えることができる。

ここでインデックスファンドとETFを比較してみると、インデックスファンドは配当金が基本的に再投資される点が大きな違いとして挙げられる。自動的に再投資されることによって、配当金にさらに配当がつくという形でより多くの利益が生まれる。そのため、取引はそこまで頻繁に行わず、腰を据えて長期投資をしたいと考える人にとっては、ETFよりも複利効果が期待できるインデックスファンドのほうが適しているといえる。


主要なインデックスファンドの紹介

ここからは、多くの投資家から好評を得ているという「三井住友TAM-SMTシリーズ」から、主要なインデックスファンドを紹介していこう。

まず定番中の定番ともいえる「日経225インデックス・オープン」。ファンド名からもわかるように、日経平均株価への連動をめざすインデックスファンドであり、積立なら毎月500円から購入できる点が魅力だ。

海外に目を向けるのであれば「グローバル株式インデックス・オープン」がある。このファンドは日本を除く先進国の株式に分散投資するファンドだ。アメリカ株式の比率が高く、ここ数年で大きく基準価額が上昇しているものだ。

近年経済成長が著しい新興国への投資を検討するなら韓国、台湾のほか、中国の株式にも分散投資できる「新興国株式インデックス・オープン」はどうだろう。新興国の個別株式は先進国株式以上にハイリスクの投資商品であるため、リスクを抑えながらも新興国に投資するのには便利なファンドといえる。

株式よりも債券のほうが安心感があるという人であれば、「国内債券インデックス・オープン」が強い味方となるだろう。純資産総額が非常に大きいファンドのため、コストも各投資家に分散し、運用管理費用も同種のファンドの中では低水準となっている。


インデックスファンドの購入に適した証券会社

それでは、インデックスファンドを購入するにあたり、どの証券会社を選ぶのが良いだろうか。まず、ファンドの取扱本数が選ぶ際のポイントとなる。多くのファンドが提供されているほど、自分の希望に合ったものと出会える確率が高まるためだ。

この点でみると2015年5月20日時点で197本のファンドを扱う SBI証券 が取扱本数最多となる。また、 楽天証券 も162本と多数のファンドを扱っており、楽天のサービスを使い慣れている人であれば活用してみるのも一つの手だ。もしまだ口座を持っていないというのであれば、取扱本数トップのSBI証券と楽天証券を検討してみてはいかがだろう。

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