女性専用 リケジョ 投資信託

今回は、女性向けの金融商品について、ライフスタイルの観点から述べていきたいと思います。
実は今、「意外な層」が金融市場からアツイ目線を送られています。
その層とは。。。。


1 30〜40代の未婚女性

2000年はじめ、スルガ銀行で女性専用住宅ローン「ホームローンレディース」ができたのを機に、女性向けの金融商品によりいっそう注目が集まりました。
女性向け住宅ローンは、安定した収入があり、大きな支出リスクのない未婚女性に向けられたものです。

そう。意外な層とは、30,40代の未婚女性です。
彼女らの割合の増加に伴い、女性向け住宅ローンも定着しました。

現在30,40代の未婚女性は、当たり前ですが10年後には40,50代になります。
今後、ご両親等の遺産相続による資産の管理、運用方法について検討したり、同居する家族の介護費用、自分自身の病気や老後の資金準備など・・・彼女らにとってマネーの問題は、より身近で切実なものとなっていきます。
そういった老後の自分自身を支えるという金融商品のニーズが高まり、女性向け金融商品の契約数は年々増加しています。


2 夫婦別産制の既婚女性

昨今夫婦別姓が大きな話題となっていますが、そのウラで、「夫婦の資産をどう管理していくか?」にも注目が高まっています。

「夫婦で資産を別に管理し、自分の資産の意思決定(運用方針)は自分でする」女性の割合がふえていることは、総務省の消費実態調査や、各金融機関のレポートなどでも示唆されているところです。

妻が自分の収入を得て、それが高収入になればなるほど、資産管理は別にしたいという傾向が調査されて「資産別管理妻」という言葉も生まれ、一つのムーブメントになりつつあります。
この「資産別管理妻」、自分の資金をどうやって運用するかというところに高い関心をもち、それが女性向けの投資信託商品が活発になっているもう一つの要因といえます。