街中で「レリゴー」が聞こえないところはなかったかもしれない2014年。「アナ雪ブーム」は依然として続いているようだ。東京ディズニーランドではアナ雪パレードが2015年1月~3月まで開催されたが、あまりの盛況ぶりに7月までプロジェクションマッピングとしてイベントが延長されることになった。

現在公開されているディズニーの実写版映画「シンデレラ」。このシンデレラと同時上映されているのが、アナ雪2とも言える短編「エルサのサプライズ」だ。

上映時間は7分と短いものの、アナ雪らしく音楽主体の美しい姉妹愛が描かれた可愛い小作品だ。「アナ雪2」見たさに訪れる客も多く、「シンデレラ」は2015年6月現在、2015年の映画興行収入ランキング1位に輝いている。

このように一過性のブームにとどまらず、社会現象にまでなっている「アナ雪」。実は投資の世界でも大きな流れを起こしているようだ。

どんな銘柄がアナ雪効果を受けているのか。どうすればアナ雪効果の恩恵を受けることができるのか。今回はアナ雪、そしてディズニー関連の投資について探っていこう。

ディズニーの株価から見るアナ雪効果

アナ雪が社会現象を巻き起こしたのは日本だけではない。世界中でアナ雪の映画は爆発的ヒットとなり、グッズやCD・DVDも驚異的な売り上げを見せた。では、ディズニーの株価にはどのような影響を与えたのだろうか。

過去最高売上と純利益を記録

株価と売上はすぐに結びつくものではない。世に出てブームになり、その会社に対する期待度や信頼度が増してはじめて株を購入しようという心理が働くものだ。アナ雪も例外ではない。アナ雪ブームが起こり、映画や関連グッズが売れ、ディズニーに対する期待度や信頼度が増し、そこからディズニーや関連企業の株価が上昇するのだ。

アメリカでアナ雪が公開される前日の時点で$71.18であったウォルト・ディズニー株だが、一連のブームが収まりかけた翌年同日には$91.92まで株価が上昇している。ウォルト・ディズニー株は1株から購入することができる。

もし前日に10万円分(13株、当時のレート1$=101.34円)購入し、1年後に売却(1$=121.32円)したとしたら、実に52,000円弱の利益が出たことになる。円安の影響を受けたとはいえ、株価の上昇率だけを見ても約30%増。文句なしの超上昇株となったのだ。

この後も「マレフィセント」や「ベイマックス」などのヒットが続いたが、株価上昇に拍車をかけたのはアナ雪だということは、まず間違いないだろう。

ディズニー映画と株価の相関性

次に、過去のディズニー映画のヒットとウォルト・ディズニー株価との相関性について見てみよう。なお株の売買における手数料については、計算を分かりやすくするために省略している。

【ファインディング・ニモ】

かわいい魚のこどもが大活躍する「ファインディング・ニモ」。DVDも売り上げを伸ばすなど、幼児を中心に大人気であった。ファインディング・ニモの公開翌々日(2003年6月1日)のディズニーの株価は$19.65であったが翌年同日には$23.84と、約29%増。

公開当初に約10万円(42株、当時のレートは1$=119.7円)購入し、1年後に(1$=108.8円)売却した場合、約10,150円の利益となった。

【トイ・ストーリー3】

全編CGで製作したことで世界的な話題を呼んだ「トイ・ストーリー」。「トイ・ストーリー2」も「トイ・ストーリー3」も大ヒットし、続編は流行らないというジンクスを破った。公開前の2010年6月1日の株価$33.33に対して8カ月後の2011年2月9日は$43.36。ブームが落ち着いた同年6月1日時点でも$40.40と高い株価を維持した。

約10万円分(33株、1$=88.3円)を公開前に購入して8カ月後に売却(1$=82.3円)した場合、約20,640円の利益となった。1年株を保有して売却(1$=80.5円)しても、利益は約10,200円となる。

【ベイマックス】

東京とサンフランシスコをミックスさせた仮想都市が舞台の「ベイマックス」。心温まる兄弟愛が描かれ、幅広い年齢層に支持された。公開前の2014年11月5日の株価$91に対して2015年7月9日現在の株価は$115.60。

仮に約10万円分(9株、1$=114.63円)を公開前に購入して現在売却(1$=120.7円)すると、利益は32000円弱だ。

ディズニーへの投資ができる証券会社は?

ディズニー関連株と映画ヒットの関係を把握したところで、では実際、これらからどのように利益を得ることができるのだろうか。

その答えはディズニー株を購入することだ。同じ株を買うなら少しでもメリットの多い証券会社を選ぶのが、賢い方法となるだろう。

ここからは、初心者でもお得に購入できる証券会社を紹介していこう。

アメリカ株に強い!マネックス証券

いくら株価が上昇したとしても売買に手数料がかかりすぎてしまっては、せっかくの利益も削られてしまう。そこで注目したいのが「マネックス証券」だ。マネックス証券では、口座開設後20日間以内に米国株を購入すると、購入に必要な手数料が全額キャッシュバックされる。

ディズニー株を買って、数日後にもう少し買い足すといった買い方をしても、20日以内なら手数料がキャッシュバックされるとしたら、安心して購入できる。アメリカ株を取引したいなら、うってつけの証券会社といえるだろう。

しかも、「入門」「初心者」「中・上級者」別のセミナーも用意されており、「株式投資は初めて」という人でもプロの技を一から教わることができる。

ちなみに、国内のディズニー関連銘柄であるオリエンタルランドには、なんとディズニーランドやディズニーシ―のパスポートが特典としてもらえる株主優待がついてくる。

株主優待のパスポートでディズニーランドを満喫し、株の利益でディズニーホテルに優雅に宿泊するなんてことも、夢ではなくなるかもしれない。

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