※2015年9月22日の記事です。

未来を感じさせる自動運転技術の開発と提供を主事業としているZMP。2015年12月から2016年年始には上場するとみられていたが、上場延期説もまことしやかに噂されている。

自動運転技術は将来性が高く期待値の大きい分野であることから、上場の際には優良IPO銘柄となる可能性を秘めている。

注目の銘柄となりうるZMP上場に関する情報と、上場時期、ZMPのIPO株を手に入れるための方法を解説、考察していく。

目次

  1. ※2015年9月22日の記事です。
  2. 上場が噂されるZMPとはどのような会社か
  3. ZMP上場情報|自動運転は成長が見込まれる注目市場
  4. ZMP上場に見る今後のビジョン
  5. ZMPの上場時期
  6. ZMPのIPO(新規上場株)の魅力
  7. ZMP上場に対してアンテナを張っておこう
  8. ZMP株の購入方法と注目の証券会社
    1. 【IPO取扱数多数】
    2. 【完全平等抽選の証券会社】

上場が噂されるZMPとはどのような会社か

2015年10月4日、安倍首相は「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」のあいさつで、「2020年の東京には自動運転車がきっと走り回っている。ぜひ見に来てほしい」と発言し、自動車の自動運転技術の実用化と普及を実現させる方針を明らかにした。

このように大きな注目を浴びている自動運転技術だが、現在日本の自動運転技術をリードしている企業がZMPである。それでは上場が噂されるZMPとは具体的にどのような会社なのだろうか見て行こう。

【ZMPは自動運転技術で注目の企業】
ZMPは自立運転の分野で世界的に高い評価を得ているベンチャー企業だ。安倍首相の発言にあるように、現在日本やアメリカなど各国の自動車メーカーが競って自動運転車の開発に取り組んでいて、自立運転分野への関心が高まっている。

ZMPは自立運転のほかにもさまざまなロボット開発に取り組んでいることから、複数分野の技術を組み合わせながら、ニーズに合った製品を提供していく力があるのではないかと考えられる企業だ。

【技術分野に広く進出】
さらに、ZMPは自動車のみならず、無人の航空機分野にも取り組みを拡大している。無人航空機は、山間部など陸上交通が不便な地域の生活水準を向上させるほか、物流の効率化を図るためにも活用が期待できる。

このように、ZMPは現在成長の兆しが見えてきており、かつ今後も成長が期待できる分野に積極的に取り組んでいる会社である。成長性の高い企業であることから、まさにIPOにふさわしい企業の条件を満たしていると考えられる。

ZMP上場情報|自動運転は成長が見込まれる注目市場

自動運転市場に関しては、現在はそれほど市場が大きくないものの、今後市場が拡大していくと予想されている。IPO銘柄は成長性が重要な評価項目の1つと言えることから、発展性が見込める分野に取り組んでいるZMPのIPOには期待できる要素があるのだ。

先進国でいえば、高齢化が進む中で、高齢者であっても安心して自動車に乗れるような環境づくりに自動運転車が貢献することが期待される。

一方、発展途上国については、道路整備が追いついておらず、都市部を中心に慢性的な渋滞が問題となっている。自動運転車の導入によって、車間距離を最適な水準に調整することができれば、追突などの事故を減らすことに加えて、渋滞の緩和にもつながるのではないかと考えられている。

ZMP上場に見る今後のビジョン

ZMP社は、2015年5月、野球球団を持っていることでも知られるDeNAと提携し、ロボットタクシー社を設立した。少子高齢化時代において、タクシー需要が高まることを想定した上での事業展開だと言えるだろう。

上場すれば、株主から資金を調達できるようになる。ZMP社は、今後のビジョンとして、まず東京オリンピックの際にロボットタクシーを活躍させることを挙げている。

また、東京オリンピック後は人口が減少し、公共交通機関の利便性が低下しつつある地方の足としてロボットタクシーを活用することを考えている。上場によって得た資金は、こうした事業拡大にも役立てられると考えられる。

DeNAと提携していることから、ZMP単独で事業展開するよりもスピーディーに事業を拡大できる可能性もあり、今後、ロボットタクシー事業がどのような進展を見せるのかに注目しておきたいところだ。

ZMPの上場時期

ZMPが上場するという噂だが、具体的にどの程度の情報があるのだろうか。

昨年、ZMPは2015年に東証マザーズに上場すると発表しており、今年の12月から、遅くても来年の年始には上場するとみられている。上場する市場は、発表したとおりに、ベンチャー企業が多く所属する東証マザーズ市場への上場が見込まれており、マザーズでは最大規模の企業となりそうだ。

また、上場時の時価総額は2000億円前後と予想されるが、今後自動運転分野への注目がさらに高まっていけば、時価総額が2000億円よりもかなり大きくなる可能性がある。

ZMPのIPO(新規上場株)の魅力

【IPO銘柄は勝率が高い】
IPO株(新規上場株)は過去2年間で7割以上と勝率が高いほか、初値が大きく値上がりする可能性が高い。

投資家の中には、IPO株はとりあえず抽選に申し込んで、当選したら初値で売却する、という投資スタイルをとっている人もいるくらい、IPO株の魅力は高いと言える。

なかでも、成長性の高い企業のIPOには特に注目が集まって抽選倍率が高くなり、結果として初値も大きく値上がりしやすい傾向がある。

【過去のIPO銘柄初値実績】
例えば、ZMPと同様に新技術系統の会社「リプロセル<4978>」がIPOを行った際の公募価格と初値についてみてみよう。

リプロセルは、2013年6月26日に上場を果たした。公募価格が3200円だったのに対して、初値はなんと5倍以上の1万7800円となった。

もしリプロセルのIPO株の抽選に当選し、100株を初値で売却していれば、一気に146万円もの利益を得られた計算になる。リプロセルのようなケースは、まさにIPO投資の魅力を体現しているといえる。

ZMPのIPOに際しても、リプロセルと同様に将来性のある新技術系統、成長分野の会社であることを考慮すれば、大きく初値が値上がりすることが期待される。

また、東証マザーズに上場する企業は初値の高騰率が158%(2014年)と東証1部、2部と比較してとびぬけて高く、今期マザーズに上場予定の企業の内、断トツの注目度を誇るZMPの初値の高騰も期待されている。

>> IPO(新規上場)とは?

ZMP上場に対してアンテナを張っておこう

上記のように、ZMPは今年の12月から来年の年始にかけて上場するとみられている。そのため、ZMPの上場に関するニュースについて敏感になっておこう。

また、IPOは申込期間が限られているため、上場日直前に口座開設を申し込んでも間に合わないことがある。ZMPのIPOの購入を検討する人は、今の内からIPO取扱数が多い証券会社の口座を開いておくとよい。

ZMP株の購入方法と注目の証券会社

では、ZMPのIPO株を買うためにはどうすればよいのだろうか。

【証券会社の口座を持っておく】
まず、IPO株を買うためには証券口座を開設しておく必要がある。IPO株は申込期間が限られているため、公募が始まってから口座開設を始めても間に合わない。あらかじめ口座を開設しておき、ZMPの上場に備えておこう。

しかし、証券口座といっても、どこの証券会社でもよいというわけではない。( IPOに適したネット証券はどこ?

IPO株は銘柄ごとに取り扱いのある証券会社が異なるので、ZMP株の取扱を行う証券会社に口座を開設しておく必要がある。どこの証券会社がZMPのIPO株を取り扱うのかは未定だが、IPO株の取扱実績が豊富な証券会社で口座を準備しておくとよいだろう。

【IPOの当選確率を上げる方法】
また、IPO株は抽選に申し込んだからといって必ず当たるわけではない。そのため、抽選に当たりやすいように工夫することが大切だ。

工夫の1つは、複数の証券会社で抽選申し込みをすることだ。この方法だと、ある証券会社で抽選に外れた場合でも、別の証券会社で当選できるチャンスがある。また、非常に運が良い場合には、複数の証券会社で当選する可能性もある。( IPO当選確率を上げる方法

【ZMPのIPOに適した証券会社】 具体的にIPO取り扱いが多い証券会社としては、 SBI証券 マネックス証券 などが挙げられる。SBI証券やマネックス証券もIPOの取り扱い実績が豊富なので、前もって口座を準備しておくとよいだろう。

【少額投資者にお勧めの証券会社】
少額投資をするなら、100%完全平等抽選制と呼ばれる、抽選申し込み口数にかかわらず一口座につき1票の抽選方式を採用している証券会社で申し込みをするとよい。

この方式を採用しているのは、上記3社の中では マネックス証券 である。SBI証券は多く申し込むほど当選確率が高まる抽選方式なので、資金力のある投資家が有利になる。資金力に自信がある場合は、SBI証券で複数口を申し込んでみるとよいだろう。

【IPO取扱数多数】

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【完全平等抽選の証券会社】

> マネックス証券の公式ページはこちら