日本における外資系生命保険会社のプレゼンス
◆全体の状況
日本における外国及び外資系生命保険会社のプレゼンスを考える上では、支店形式の外国生命保険会社の位置付けが高いため、以下の表ではこれらの会社も外資系生命保険会社に含める形で取り扱っている。また、日本の場合、そもそも会社数が少ないので、外資系生命保険会社といってもより特定しやすくなるが、比較のため米国と同様の方式でデータをまとめている(*3)。
日本市場における外資系生命保険会社のシェアは、1990年代までは支店形式による保険会社を含めてもそれほど高いものではなかったが、2000年代前半に経営破綻した会社の買収等により、急速にシェアを高めている。その後も銀行窓口販売の解禁等の代理店チャネルの規制緩和等により、シェアを伸ばしてきている。
◆親会社国別の状況
日本市場ではこれまでのところ、第三分野保険市場における過去からの経緯等もあり、総資産でみれば、米国の生命保険会社が外資系生命保険会社の7割超という極めて高いシェアを有している。