iPhone & iPadアプリ歴代収益ランキングが発表され、トップ10のうち9つがフリーミアムビジネス(課金)を利用したものであることが分かった。ダウンロードは無料で、使い込む過程でユーザーにお金を払ってもらおうというもの。唯一ランクインした有料アプリは、Appleの 文書作成・ページレイアウトアプリ Pages。
1位にはインターネットラジオのPandora Radio、2位と10位には、日本人に馴染み深いLINE、LINE PLAYがそれぞれランクイン。9位にはゲイやバイセクシュアル向けのコミュニケーションアプリであるGrindrがランクインし、LGBT向けビジネスの市場が拡大してきていることも伺える。
ランキングはにアプリ情報サービスを行うApp Annieの「iPhone & iPadアプリ 歴代ランキング」によるもので、収益のデータ取得期間は2010年7月~2015年7月。トップ10は以下の通りだ。
10位 LINE PLAY(LINE・日本)
(写真=HPより)
LINE PLAYはLINE(ライン)が提供するアバターコミュニケーションアプリ。仮想空間でチャットやゲームなどを楽しむことができる。ダウンロードは無料。仮想通貨『ジェム』を購入することで遊びの幅を広げられる。
9位 Grindr(Grindr・アメリカ)
(写真=HPより)
登録者数は192カ国700万人以上と言われるLGBT向けSNSのGrindr。リリースは2009年3月。ゲイやバイなどの男性向けコミュニケーションアプリの草分け的存在である。メインは有料版だがお試しの無料版もある。
8位 MLB.com At Bat(MLB・アメリカ)
(写真=HPより)
MLB(メジャーリーグベースボール)の公式アプリ。MLBの試合経過や結果、最新情報などを確認することができる。無料でダウンロードできるが、有料会員になるとダイジェストムービーを無制限で楽しめるといった特典も。
7位 Skype(Microsoft・ルクセンブルク)
(写真=HPより)
無料通話アプリSkype(スカイプ)では、音声通話やビデオ通話、インスタントメッセージ(IM)といったコミュニケーションを楽しむことができる。また、Skype以外の電話への通話やSNSなどの有料サービスもある。
6位 Badoo(Badoo・イギリス)
(写真=HPより)
Badooは出会いやチャットの場を提供するSNS系アプリ。ダウンロードは無料で、ユーザー数は世界で2億6500万人以上といわれる。有料のプレアミサービスを利用して機能を充実させることも可能。