(写真=PIXTA)
「投資にはその人の性格を表す側面がある」と言われるなど、投資は人生のさまざまなシーンに例えられる。経済アナリストの大江英樹氏は、11月12日のFP Caféの講座で、「最も合理的な投資手法は『結婚に似ている』」と話した。どういうことだろう?
最も合理的な投資手法と結婚の4つの共通点
大江氏が最も合理的な方法とした投資方法。それは「バイ&ホールド」である。
「バイ&ホールド」とは購入した資産を長期間に渡って持ち続け、将来的な利益を狙う投資手法のことをいう。「バイ&ホールド」と真逆の投資手法では、デイトレードなどの短期売買がある。パソコンに張り付き日々株価の変動を追い、高値がついた時に売る方法である。
大江氏が「バイ&ホールド」は結婚に似ていると話したのには、次のような共通点があるからである。
- 「銘柄」(=相手)選びが一番大切
- 途中で山あり谷ありだが、辛抱することが大切
- 持ち続けていれば「配当」や「株主優待」(=何らかのメリット)がある
- 長期的には豊かな人生を送ることができる
投資に関しても結婚に関しても人それぞれ意見はあるだろうが、確かに一理ありそうだ。さらに大江氏が指摘した「バイ&ホールド」の問題は以下の3点。
- リターンを得るまでに時間がかかる
- 「銘柄」選択が難しい
- 定期的なチェックが必要
ちなみに「バイ&ホールド」も短期売買もそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらがいいとは一概には言えない。ただ大江氏は「短期売買は高度なオンラインゲーム」と話し、長期投資を勧めていた。