Christmas market in Frankfurt
(写真=PIXTA)

街がクリスマス色に染まる季節がやってきた。ここ数年、徐々に浸透しつつあるのが、「クリスマスマーケット」だ。まだ馴染みのない方も多いかもしれないが、要はクリスマスの前の時期に屋台などが出て楽しめるイベントだ。クリスマス気分を味わって頂くべく、仕事帰りに是非立ち寄りたいおすすめスポットを紹介する。

クリスマスマーケットとは?――独ドレスデン発祥、屋台などが並ぶイベント

クリスマスマーケットとは12月25日までの約4週間のアドベント(待降節)の時期に行われるイベントで、大きなクリスマスツリーの周囲にたくさんの出店や屋台などが並び、ホットチョコレートやグリューワイン、日用雑貨などが販売される。

なかでもドイツのクリスマスマーケットは有名で、ニュルンベルクをはじめ大都市だけでも毎年約2500カ所で開かれている。発祥の地はドレスデンといわれている。ドイツ大使館によると、歴史的に証明されているものでは1393年にフランクフルト・アム・マインで行われたものが最初だという。

近年は日本でもクリスマスマーケットを開くところが増えている。首都圏を中心に、現在では日本各地で開催されるようになった。クリスマスイベントの新傾向として、今年はクリスマスマーケットが今まで以上に大注目されるかもしれない。今年初めて行われるものも含め、その一部を紹介しよう。

日比谷公園のみ12月11日スタートで、その他は開催中。また期間は札幌大通公園で行われる「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」のみ12月24日まで、その他は25日までだ。

日比谷公園――今年初の試み ドイツ風のマーケットを堪能できる

「東京クリスマスマーケット2015」は、今年初めて日比谷公園の噴水広場で開催されるクリスマスマーケット。期間は2015年12月11日から。時間は12時から22時、初日のみ16時にオープンする。グリューワインやドイツ料理の出店や、ドイツ人グループによるステージ、ワークショップなどが予定されている。入場は無料である。

横浜赤レンガ倉庫――12、19日はクリスマス花火も予定

横浜赤レンガ倉庫イベント広場で行われるクリスマスマーケットは今年で6回目。時間は11時~22時だ(12月19日~25日は23時まで延長)。ライトアップは16時~22時でツリーのみ24時まで。入場料は無料である。12月12日、19日の両土曜日は19時からクリスマス花火も予定されている。会場のヒュッテ(木の屋台)では、シュトーレンやグリューワイン、ドイツソーセージなどが販売される。
人気の仕掛け花火やプレゼントイベントが行われるほか、今年はドイツ・シュタイフ社のテディベアとのコラボレーション企画が初登場の予定だ。