'16年は120円代半ばの円安傾向継続か?
増島氏はこうした状況の中で、2016年の為替の見通しについて解説し、120円代の半ばで推移するのではないかという見方を示している。FRBの利上げ前にはおよそ123円だった円ドル為替レートはすでに、121円前後の円高に振れてきているものの、同氏は強気の姿勢をまだ崩さない。
同氏は、「為替については米FRB依存型だろう」と為替の見通しに言及。さらに、「利上げペースは今は制度自体の見通しで、だいたい3、4回ありうる。そのくらいのペースであれば今の為替が維持され125円ていどで安定的に推移するのではないか」と同氏は、利上げ前のレンジ、あるいは若干、円安の水準で推移するのではないかとみる。
ただ、米国の景気の腰折れや、利上げのペースの適切さ、テロの影響などを、同氏は為替不安定化の原因になりうると話し、「均衡為替レートは105~115円とみている」などと話した。(ZUU online 編集部)
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