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銘柄分析
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1位のIPOは400%超!

2015年「IPO銘柄初値上昇ランキングTOP10」

 

(写真=Thinkstock/Getty Images)
(写真=Thinkstock/Getty Images)

今年も年の瀬を迎え、12月も残すところ僅かとなった。2015年の新規上場(IPO)銘柄を振り返るため、公募価格と比べた時の初値の上昇率ベスト10と、その後の株価の動きをまとめてみたい(リートは除く)。

トップ10のうち8銘柄は情報通信業

初値上昇率ベスト10はすべて新興市場に上場した銘柄で、東証マザーズ上場が7銘柄、ジャスダック上場が3銘柄だった。業種別では、8銘柄が「情報・通信業」であり、その他は「サービス」と「その他金融」が各1銘柄となった。

第10位 アークン <3927>

12月18日にマザースに上場した。公開価格1360円に対して 初値は4925円、上昇率は262.13%だった。業種は情報通信で、インターネットにおける外部からのマルチウエア攻撃や不正アクセスなどを防止する製品を販売している。

上場日初日は買い気配のまま取引が成立しなかった。その後も株価をグングン伸ばし、12月25日終値は8760円。年初来高値を更新した。

第9位 デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916>

6月18日にジャスダックに上場した。公募価格1300円に対して初値は4500円。上昇率は246.2%だった。6月23日に7200円の高値をつけた。12月25日終値は2702円。

業種は情報通信。表計算ソフト「エクセル」の業務改善のための「ゾブロス」、ウェブサイト改ざん検知復旧のための「ウェブアルゴス」など、ソフトウエアの開発・運用を手掛ける。ネットセキュリティー関連株として人気を集めたが長続きせず、安値圏でもみあっている。

第8位 アイビーシー <3920>

9月15日にマザーズに上場した。公募価格2920円に対して初値は1万0250円。上昇率は251.0%。上場直後の9月17日に高値1万2300円をつけ、その後はじり安の展開。12月1日に1対4の株式分割を行った。12月25日終値は1121円。

業種は情報通信。コンピューターネットワークの性能を監視し、障害の予兆を未然に防ぐソフト「システムアンサーG2」を手掛ける。官公庁や病院などを顧客に持つ。

第7位 あんしん保証 <7183>

11月19日にマザーズに上場した。公募価格1460円に対して初値は5730円。上昇率は292.5%。初値をつけた20日に6050円まで上昇したが、その後は売りが優勢となっている。12月25日終値は2536円。

業種はその他金融で、消費者金融会社アイフル <8515> のグループ会社。不動産を賃貸する入居者が家主に支払う家賃の連帯保証人を法人として引き受ける。

家主からは保証料を受け取る一方で、先に家賃を一括で立て替え払いする。入居者が滞納しても家主は安定的に収入を得ることができるというサービスを提供している。

第6位 エムケイシステム <3910>

3月17日にジャスダックに上場した。公募価格3500円に対して初値は1万5120円。上昇率は332.0%。7月に2万2090円まで上昇したが、8月以降はじり安となった。1対5の株式分割を行い、12月11日に上場来安値1800円をつけた。12月25日終値は1560円。

業種は情報通信。社会保険や労働保険などの業務支援ソフトをインターネット経由で提供している。給与計算、就労管理などのソフトも手掛ける。企業が従業員のマイナンバーを集める業務を代行する「マイナンバー取得代行サービス」を始めている。

2015年IPO初値上昇率1位は400%超!

第5位 スマートバリュー <9417>

6月16日にジャスダックに上場した。公募価格1580円に対して初値は7030円。上昇率は344.9%。上場直後は買いが優勢で、6月22日に高値9430円をつけたが、その後は売りに押された。9月30日に1対2の株式分割を実施した。分割前の9月上旬には3000円の大台を割り込み、12月25日終値は1525円。

業種は情報通信。地方自治体向けに防犯や防災といった住民向け情報のクラウドサービスを提供している。エムケイシステムと同様に、スマートバリューもマイナンバー関連銘柄として注目された。

第4位 テラスカイ <3915>

4月30日にマザーズに上場した。公募価格1700円に対して初値は7650円。上昇率は350.0%。初値をつけた日の安値6890円が最安値で、7月には2万4650円まで急騰した。12月25日終値は1万4190円。

業種は情報通信。米クラウドサービス大手セールスフォースの製品を顧客企業に導入する支援を行う。電機大手などの有力顧客を抱える。お笑い芸人「厚切りジェイソン」が所属することでもよく知られている。

第3位 ネオジャパン <3921>

11月27日にマザーズに上場した。公募価格2900円に対して初値は1万4550円。上昇率は401.7%。上場後は売りに押され、12月25日終値は8360円と年初来安値を更新している。

業種は情報通信。スケジュール管理や経費清算の効率化ができるグループウエア「デスクネッツネオ」を主力とする。

第2位 アイリッジ <3917>

7月16日にマザーズに上場した。公募価格1200円に対して初値は6350円。上昇率は429.2%。上場後は売りが優勢となり、8月に安値2765円をつけたが、下値では押し目買いも入り、6000円台まで一時回復。その後は再び下げ、12月25日終値は4175円。

業種は情報通信。顧客企業の集客や販促を支援するスマートフォン用アプリのシステム基盤を提供。「O2O <オンラインtoオフライン> 」関連株として人気化した。

第1位 ロゼッタ <6182>

初値上昇率の第1位は11月19日にマザーズに上場したロゼッタだった。公募価格695円に対して初値は3705円。上昇率は433.1%。同月26日には4990円まで上昇したが、その後は売りに押される展開が続く。12月25日終値は2558円。年初来安値を更新している。

業種はサービス。翻訳ソフトや企業向けの語学研修などを手掛ける。自動翻訳の技術を持つことから、訪日外国人客の増加や、2020年の東京五輪・パラリンピックに絡めて物色された。

2015年IPO市場総括

トップ10の顔ぶれは、ほぼIT系の新興株が占めた。公募や売り出しの株数が少ないほど、上場時に株価が上昇しやすくなる。とはいえ、ネットユーザーの間でよく知られているAppBankの初値上昇率はトップ10のランク外となり、ニュースアプリのGunosyは初値が公募価格と同じだった。結果だけからみれば、独自の技術力があり、企業を相手に事業を行うIT企業の方が、IPO市場での評価が高かったといえるだろう。

また、今回とりあげた10銘柄のうち3銘柄は11月だった点も興味深い。今年最大のIPOとして注目された日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の上場も同じ11月4日 だ。郵政3銘柄が上場後も堅調に推移したため投資家心理が改善しており、IPO株の初値を押し上げた可能性がある。(ZUU online 編集部)

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