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持ち家取得世帯の基本的な傾向

昨今の住宅取得事情(その1)‐最近住まいを取得した人の傾向

住宅取得事情
(写真=PIXTA)

要旨

2009年以降に持ち家に住み替えた世帯は、住み替えた世帯全体の約32%。主流は30~40歳代で、多くが子育てを目的に持ち家を取得している。

今号から6回にわたり、昨今の住宅取得事情について、一般的な統計を用いて様々な角度から分析した結果を紹介する。初回は最近持ち家を取得した世帯の基本的な傾向を把握する。

最近住み替えた世帯

◆最近住み替えた世帯の約3割が持ち家を取得

平成25年住生活総合調査(確報)によると、2009年以降に住み替えた世帯は、世帯全体の19%である。(図表1)

住み替え方法別にみると、「新築注文住宅を建築」が11.3%、「中古住宅を購入」が8.6%、「新築分譲住宅を購入」が8.2%、「親や子などの住宅を相続・贈与」(*1)が4%となっている。これらを合計すると持ち家を取得して住み替えた世帯は、最近住み替えた世帯全体の32.1%となる。(図表2)

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◆持ち家取得の主流層は30~40歳代

最近持ち家に住み替えた世帯について、家計を主に支える者の年齢別に見ると、「35~39歳」の割合が33.2%で最も高く、次いで「40~49歳」が26.7%で高くなっている。

これら30~40歳代が全体の約60%を占めており、持ち家取得の主流層と言える。(図表3)

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持ち家への住み替え目的

◆初めて持ち家を取得する層の住み替え目的は子育て

次に、最近持ち家に住み替えた世帯の住み替え目的を見ると、「借家から持ち家」に住み替えた世帯は、「子育て・教育の環境を整える」が24.6%で最も割合が高く、次いで、「住宅を広くする、部屋を増やす」が16.8%で高くなっている。

「借家から持ち家」に住み替えた世帯は、多くが初めて持ち家を取得する層で、その多くが子育てを目的に持ち家を取得していることが分かる。

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持ち家への住み替え費用

◆30~40歳代の持ち家の取得費は2,000~4,000万円台

30~40歳代の住み替えに要した費用を見ると、2,000万円台から4,000万円台の割合が高くなっている。平均は30~39歳が約2,873万円、40~49歳が3,046万円2である。比較的若い世帯は、子育てにおいて住まいの果たす役割を重視し、数千万円を投じて積極的に持ち家を取得していると言える。

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(*1)親族の世帯と一緒になった場合も含む

塩澤誠一郎(しおざわ せいいちろう)
ニッセイ基礎研究所 社会研究部 准主任研究員

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