数あるライフイベントの中で最も華やかなものの一つが「結婚」でしょう。ライフスタイルの変化により、結婚に対する価値観も多様化していますが、「結婚して幸せに暮らしたい」という人は依然として多いのではないでしょうか?
この記事では、結婚式や新生活の準備などにかかる費用について紹介します。
結婚式や新生活の準備にかかる費用は?
(表1) 結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用 単位:万円
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022」によると、結納・婚約から新婚旅行までにかかる費用の総額(推計値)は約371万円となっており、地域別では挙式・披露宴・ウエディングパーティーの総額が大きい首都圏で最も高くなっています(上表1参照)。
項目別で金額が最も大きいのが、挙式・披露宴・ウエディングパーティーの「303.8万円」です。結婚する二人にとっての晴れ舞台、新たな門出であり、料理や演出などへのこだわりから十分な金額をかける人が多いと考えられます。
次に披露宴・ウエディングパーティーのご祝儀額を見てみましょう。
(表2) 披露宴・ウエディングパーティーのご祝儀額用 単位:万円
披露宴・ウエディングパーティーのご祝儀額の総額(推計値)は約180万円です。受け取ったご祝儀の使い道は人それぞれであり、ご祝儀をあてにしてはいけませんが、披露宴・ウエディングパーティーの支払いにある程度充当すると仮定すれば、費用の6割弱を賄える計算になります。
結婚にかかるお金はこれだけではありません。リクルートブライダル総研「新婚生活実態調査2020」によると、結婚を機にインテリア・家具、家電製品を購入した新婚カップルの割合は66.8%、購入金額の総額(推計値)は59万円程度にのぼります。
それでは、ここまでに紹介した金額で結婚にかかる負担額(推計値)を簡易計算してみましょう。
① 結納・婚約~新婚旅行までの費用 ・・・ 371.3万円(支出)
② 披露宴やウエディングパーティーのご祝儀総額 ・・・ 180.4万円(収入)
③ 新生活にあたっての家具等の購入費 ・・・ 59.0万円(支出)
① - ② + ③ = 249.9万円
親御さんから援助を受けるときは上記金額よりも負担がいくらか小さくなりますが、援助を受けない場合は約250万円(二人で均等割りすると一人当たり125万円)を準備する必要がありそうです(※)。
※ 推計値で算出した金額であり、実際には披露宴等の規模などで金額は上下します。
250万円もの資金を用意する基本は「貯蓄と節約」になりますが、できるだけ早い時期から投信積立などを利用して準備しておくのも有効でしょう。
月々3万円ずつ貯金した場合、一人で250万円を貯めるには約7年かかります(一人当たり125万円として二人では約3年6ヵ月)。一方、月々3万円で投信積立を利用して結果的に年率5%で運用することができた場合、約6年で250万円に到達する計算になります(一人当たり125万円として二人では約3年)。投資信託の銘柄選びは、よく調べてから投資判断をする必要もあります。
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