2017年3月卒業・修了予定の大学生・大学院生を対象にした就職希望企業のランキングがまとまり、トップ3はANA、JAL、伊藤忠商事だった。
まとめたのは学情 <2301> で、有効回答は1万710人。就職希望企業を最大5社選ぶ形でアンケートをとった。
業界では食品が人気 不人気の銀行
10位 三菱東京UFJ銀行 (昨年5位) <8306> (三菱UFJフィナンシャル・グループ)
9位 サントリーホールディングス(同8位)
8位 森永製菓(30位) <2201>
7位 味の素(16位) <2802>
6位 JTBグループ(4位)
5位 オリエンタルランド(3位) <4661>
4位 資生堂(6位) <4911>
3位 伊藤忠商事(2位) <8001>
2位 JAL(日本航空)(7位) <9202>
1位 ANA(全日本空輸)(1位) <9202> (ANAホールディングス)
ANA(全日本空輸) <9202> は前年から2年連続1位。経営破たんを経験したJAL(日本航空) <9201> は12年卒・13年卒のランキングでは200位圏外まで下落したが、その後順調に順位をあげ、2位にランクインした。
3位の伊藤忠商事 <8001> は、16年3月決済で初めて純利益ベースで業界トップに立つことが予想されていることが後押ししたようだ。資源に注力したことが裏目に出て赤字決算が予想されている三菱商事、三井物産は順位を下げた。
業界別では「食品」が人気を集めている。7位に味の素(前年16位)<2802> 、8位の森永製菓(同30位) <2201> 、9位のサントリーホールディングス(同8位)の3社がトップ10入り。学情によれば、50位までに15社が入っており、同社は「内需の拡大やインバウンド需要の恩恵、また海外での積極的な展開など、良い話題がプラスに働いたと言える」と分析している。特に森永製菓が昨年30年から大躍進しているのが目立つ。
人気を落としているのが銀行業界。メガバンクが上位に並んでいる印象を持っている人もいるかもしれないが、実際には10位の三菱東京UFJ銀行(昨年5位) が唯一のトップ10入りとなった。
11位に三井住友銀行(同10位)、21位にみずほフィナンシャルグループ(同12位) <8411> が入っているが、3行ともランクダウンという結果となった。 (ZUU online編集部)
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